【 仕入れ担当 田渕より 】
風を通して、肌につかない。
季節を感じさせるその独特の地風…
手仕事だからこその完成度をご堪能頂きたく、厳選して仕入れて参りました。
新潟県小千谷の老舗、おだきんより、
経糸に100番手、緯糸に250番手の極細の糸を用いて織り上げられた、
小千谷縮長襦袢地のご紹介でございます。
他の麻織物とは全く異なるこの地風。
夏に着物を着るという贅沢を、最高の快適さで楽しませてくれます。
麻という植物が一反の美しい織物になる奇跡を、
すっと通る涼やかな風にのせて、そのまま肌上に感じていただけることでしょう。
どうぞごゆっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
触れると本当に驚いて頂けるかと存じます…
さわやかで、清涼感あふれる無垢な白地。
湿度の高い日本の夏でも、さらりとした肌触りと清涼感。
何といっても一番涼しいのは、麻素材です。
夏の贅沢な衣として…
かつては上流階級でなければ着ることができなかった織物が、ここにあります。
織物の里、越後・小千谷。
縮の元となった越後上布から紐解けば、
1200年以上の歴史と伝統を持つ美しい織物。
雪国の、上質な手仕事の逸品をお届けさせていただきます。
他とは差がつく、夏の本物の贅沢をお楽しみくださいませ。
【 小千谷縮について 】
緯糸に強い撚りをかけ「しぼ」というシワを出す麻織物、小千谷縮。
織りあがった反物はシボを出すために湯もみされ…
美しく晴れた冬の日に、一面真っ白な雪の上に、晒されます。
これが、伝統の雪晒し、
太陽と雪の自然作用で布は雪のように白くなり、独特の風合いが生まれるのです。
一般的な小千谷縮は80~100番手の糸を使用しているため、
250番手の糸はほとんど生産されておらず、
「幻の糸」と呼ばれているほどに希少です。
そのため、信じられないほどに軽く、一般的な麻の着物とは風のぬけが全く違います。
さらりとした肌触りと吹き抜ける風がまさに格別な着心地の逸品で、
これほどまでに上質な小千谷縮はまずありません。
糸の細さ故に…織りあげが難しく
他のどのような繊維にもまさる、夏の最高のお召しものです。
麻100%
長さ約12.5m 内巾37cm (最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆あわせる着物 夏の洒落もの全般
お仕立て料金はこちら
半衿・衿芯1,100円+海外手縫い仕立て19,800円(全て税込)
※縫い糸・半衿:ポリエステル、衿芯:綿
※居敷当なし
※国内手縫い仕立て+4,400円(税込)