【 仕入れ担当 岡田より 】
キモノ通の方やお茶をされている方ならご存知の
【 あらいそ 】より伝統に則った名物裂の意匠を
細緻に織り成した両面袋帯のご紹介です。
意匠だけを紋として写し取った、単なる平織りのものとは
一味違う、本物ならではの風合いを楽しんでいただける
仕上がりのお品で、お茶席や和のお稽古、観劇などの
シーンに重宝していただけることでしょう。
【 お色柄 】
片面は落ち着いた抹茶色地に青丹(あおに:やや黄色みの
くすみの抹茶系の色)、アイボリーの配色で※雨龍間道を、
もう片面はアイボリーをベースに褐色のみの配色で
同様の雨龍間道が全通柄で織りだされております。
全通のお柄付の帯は、お太鼓のお柄合わせの必要がございません。
お太鼓のお柄の位置に悩まず着装可能ですので、
お着物初心者の方にもおすすめのでございます。
※雨龍間道…本歌は名物裂の雨龍間道出帛紗。
角がない小さな龍を格子縞の間に現している。
雨龍は中国では幼い龍を指す「璃龍」とも呼ばれる。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 あらいそ(旧:名物裂)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1087
名物裂の復元を手掛ける。
当時の織味そのままに復元することにこだわり、
その味わいを今に表現した帯や小物、茶道具など
多岐に渡り製作。帯のタレ先にあたる箇所に
2つ並んだタツノオトシゴのマークが織り込まれている。
絹100%
長さ約4.4m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。