【 仕入れ担当 中村より 】
宮崎友禅斎が完成させた染めの最高峰、友禅。
女流作家・宮本由美子氏による、
夏の本加賀友禅九寸帯のご紹介でございます。
宮本由美子氏は、2019年に落款登録されたばかりの新進気鋭の作家さん。
今までにない新しい感性が魅力です。
なんと今回のお品は、
夏の縞大島を使用した希少品。
緯糸に琉球藍染めをした糸を織り込み、
爽やかな雰囲気が美しい一条。
加賀友禅の染帯は依頼があって初めて染める為、染め上がるまでに半年から一年は要するそうです。
そんな稀少な作品の放つ、確かな存在感を是非ともご堪能ください。
現品限りの作品でございますので
ぜひお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
生地は、さらりとしなやかな夏の縞大島地を使用しました。
水色の格子が浮かぶ帯地の上には、
存在感あふれるイルカの意匠が丁寧に描かれました。
【 加賀友禅について 】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
その厳しい世界で、真の実力をつけた作家さんの作品です。
繊細な意匠の美しさ、その世界観を存分に楽しんでいただけることでしょう。
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛芯
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 芸術鑑賞、コンサート、お食事、ご趣味の集まり、お稽古ごと、お出掛けなど
◆あわせる着物 小紋、色無地など
※通気性を重視される方は、「夏綿芯」のお仕立てをお勧めいたします。
※帯芯と帯地の相性及び張りのある仕上がりを重視される方は、突起毛綿芯のお仕立てをお勧めいたします。
★名古屋仕立て(税込10,450円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。