【 仕入れ担当 渡辺より 】
美しい花織の凹凸ある表情をお楽しみいただける
特選首里花織、その、本場首里の織物技能保持者で、
2023年7月に重要無形文化財「首里の織物」の保持者
(人間国宝)に認定された祝嶺恭子氏に師事された
【 濱川玲子 】氏による、おだやかな彩りの
花織のお着物のご紹介です。
絹糸のやわらかな光沢と花織の凹凸ある表情が
実に味わい深い表情に仕上がっており、すっきりとした
お柄付で、コーディネートしやすいデザインのお品。
カジュアルシーンに様々な帯袷で個性的にも
シンプルにも着こなしをお楽しみいただける事でしょう。
【 お色柄 】
おだやかな薄白橡色と薄藍鼠のみの配色の格子縞地に、
浮織による凹凸が浮き沈みしております。
花織の凹凸によって生まれる陰影が奥行きを感じさせ、
大地に根ざした、深みを感じさせる色使いとあわさって、
民芸味とやさしいあたたかみを感じさせます。
【 商品の状態 】
洗いに出されたと思われるしつけ糸が付属しており、
中古品としては概ね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 濱川玲子について 】
染織工芸家(首里織)
首里高等学校染織科で基本的な技術を学び、
卒業後沖縄県伝統工芸指導所に入所。
祝嶺恭子に師事後、あや工房を設立した。
【 経歴 】
1962年 沖縄県那覇市に生まれる
1987年 沖縄県工芸公募展奨励賞
1995年 全日本新人染織展入選
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈149.5cm(適応身長145.5cm~155.5cm) (3尺 9寸 5分)
裄丈65cm (1尺 7寸 2分) 袖巾33cm (8寸 7分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 1分)
前巾28.5cm (7寸 5分) 後巾32cm (8寸 4分)
◆八掛の色:たまご色・無地
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.5cm (1尺 8寸 6分) 袖巾35.5cm (9寸 4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 149.5cm (適応身長154.5cm~144.5cm) (3尺9寸5分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 28.5cm(7寸5分) |
後巾 | 32cm(8寸4分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.5cm (1尺 8寸 6分) 袖巾35.5cm (9寸 4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。