【仕入れ担当 田渕より】
もう生産されておりません…
すくい織の希少な一条。
名門の誉れ高い西陣の老舗、
帯屋捨松謹製の夏物九寸名古屋帯のご紹介です。
捨松さんの夏の九寸帯は創作数が大変少なく、
一般市場にもほとんど出回らないお品です。
この機会をどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【お色柄】
変わり紗織で織り上げられた涼やかな牡丹鼠色の紬地。
しなやかな紗の目にのぞく極上の透け感に、贅沢な涼味を漂わせてございます。
その地にすくい織の織技にて、
極々淡いお色使いで雪華の意匠が織りなされました。
上品な趣味性漂う洗練された洒落味が、
さすが名門のセンスと言わしめん極上仕上がりです。
シャリ感ある素材の涼やかさ、計算され尽くした色彩の調和が
なんとも申し上げられない奥行ある風合いを醸し出しでございます。
【帯屋捨松について】
帯屋捨松といえば、1854年の創業以来、頑固なまでに
本物にこだわりつづけ、その妥協のない物作りの姿勢が、
キモノ通の方に大変定評のある機屋さんです。
西陣の帯の製造は分業化されているのが常ですが、
図案デザインから糸の製造や加工、紋紙彫り、引箔、染色、
そして手織りに至るまで…
その工程を一貫して行っていらっしゃいます。
少し帯のブランドに詳しい方でしたら、そのオリジナル性あふれる意匠を見て
すぐに「捨松の帯」ということがわかることでしょう。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:夏用綿芯
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 色無地、小紋、織の着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※夏用綿芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※夏用綿芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※夏用綿芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。