【 仕入れ担当 田渕より 】
本加賀友禅作家、山田武志氏…
その洗練された感性が詰まった、加賀友禅訪問着をご紹介致します。
日本人の心に響く、優しい感性に満ちたひと品…
お召しになられたときの着姿の美しさで、本加賀に勝るものはございません。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しっとりと肌にやわらかく、水分を含んだように滑らかな上質のちりめん地。
お色は凛とした青藤色に染め上げて…
お裾元やお袖に向かって淡く儚げな暈し染が施され。
お柄には絹布一面に、
流れるような花意匠が幻想的に描き出されております。
モダンな色彩センスで、構図もどこか現代的な感性に通づるものがあります。
【 山田武志略歴 】
1989年 金丸修一氏に師事 その間、能川光陽氏に指導を受ける
2005年 加賀友禅作家として独立
2006年 第32回加賀友禅新作競技会にて『伝統工芸品産業振興協会 会長賞』
2007年 第29回伝統加賀友禅工芸展にて『金賞』 第33回加賀友禅新作競技会にて『金沢市商工会議所会頭賞』
2012年 フランス パリ「プティ・パレ美術館」にて実演
2014年 第36回伝統加賀友禅工芸展にて『銅賞』 第40回加賀友禅新作競技会にて『金沢市長賞』
2015年 第41回加賀友禅新作競技会にて『中部経済産業局長賞』
2016年 第42回加賀友禅新作競技会にて『石川県知事賞』
2017年 伝統工芸士認定 金沢市長会見用バックボード制作 第43回加賀友禅新作競技会にて『振興協会理事長賞』
2019年 第45回加賀友禅新作競技会にて『協同組合加賀染振興協会理事長賞』
2020年 第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ入賞
【 加賀友禅について 】
加賀百万石の城下町には、古くから「加賀染」といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
特徴は五彩といわれる暖かな色彩に、花鳥山水を描いた絵画的な構図、
そして模様の外から内へぼかしをいれる技法。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
熟達した感性と高度な技術。
写生を基本に描かれる本加賀友禅は、染め色の美しさや深み、
卓越したデッサン力と意匠の美しさを存分にご堪能いただける、特別なものです。
一貫してひとりの作家さんが仕上げますので、作家さんの感性や技術力、
まさに≪作家性≫とも呼ぶべきものを、あふれるように感じ取っていただけることでしょう。
絹100%
たちきり身丈約180cm 内巾約36cm(最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
白生地には、特選濱ちりめんを用いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、お食事会、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏7,260円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。