【 仕入れ担当 田渕より 】
すでに廃業されてかなりの年月が経過いたしますが、
今でもなお探し求めていらっしゃると聞きます。
綴れや唐織で知られる名門高級ブランド、
坂下織物のすくい織九寸帯のご紹介です。
残念ながら既に機をたたまれておりますため、
現在では新たな作品が世に出回ることはございません。
お探しの方はどうぞお見逃しなく!
【 お色柄 】
やわらかくも程良い張りのある帯地。
適度に張りのある感触は締め心地のよさを期待させます。
お色はわずかに藍味を含んだ黒色で、お太鼓には枝花をすくい織であらわしました。
存在感に満ちた豊かな表情を醸し出す逸品。
大人の女性に求められる落ち着きと気品が、自ずと着姿に宿ることでしょう。
連綿と受け継がれてきた西陣伝統の匠技。
本当に、見事としか言いようがございません…
言葉多くは必要ございません。
是非その目で実感して下さい!
【 商品の状態 】
B反として仕入れて参りました。
太鼓下部にうっすらと汚れがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
【坂下織物について】
すくい織や綴れ織、唐織などの手織の高級西陣帯を製織していた名門。
綴れ組織の地に唐織にてお柄を表現した「御門綴」や
王道の錦地の唐織の「錦繍綴唐織」など華やかな礼装帯から、
真綿紬、すくい、蘇州刺繍などでお柄を表現した工芸洒落帯などがあります。
残念ながらすでに廃業されています。
(西陣織工業組合所属時の証紙はNo.888)
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合 証紙No.888 坂下織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、音楽鑑賞、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,200円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。