商品番号 1425257

【大蔵ざらえ】 【本場黄八丈】 高級草木染手織り紬 ~綾織・市松~ ≪御仕立て上がり・中古美品≫ シンプルだからこそ伝わる… 絶品の織風情! 身丈156 裄66.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
生産反数が圧倒的に少なく、さらに織り手さんも年々減少する本場黄八丈。
その希少性は言うまでもありません。

残念ながら、証紙類が付属しておりませんが、
刈安に、椎の黒のお色からなる繊細な綾織の組織は黄八丈かと存じ上げます。
ぜひともお手元にて感じていただきたく、願ってやみません。


【お色柄】
さらりとしなやか。
ほどよいハリに着心地の良い、光沢の感じられる地風。

黄八丈特有の草木染めの黄も素敵ですが…
本品は、深みある黄土色を基調とした一枚。
ホログラムのように浮き沈みする市松の地模様が語りかけてくるような…
昔の格子柄のような民芸味はあえて採用せず、都会的な洗練に。
現代の街並みにもしっくりとなじむ極上の織を堪能いただけます。

幅広い年齢にお袖を通していただける、一生もののおきものです。
手間ひまをかけて、また心を込めてつくられました。
丁寧な手織りですので、糸に無理がかからず大変丈夫です。
絹物らしい、重みある渋い色艶はまず飽きるということがございません。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【黄八丈について】
その歴史は古く、室町時代から貢絹の歴史があります。
徳川時代には将軍家の御用品となり、大名や高官、御殿女中に用いられ、
今何かと注目される「大奥」をも風靡しております。

徳川の中期以後、染織の技術が進み、黄・樺・黒の三色を組み合わせた
竪縞・格子縞が織られるようになり、現在に至るまで何百年もの
継承がなされております。

黄は刈安、樺はまだみの樹皮、黒は椎の樹皮と、全て植物性の天然染色で、
数十回の染めを繰り返し表現される奥行きの色彩。色をとめるのに、
黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。

そして、糸染だけではなく、織にも特徴がございます。
黄八丈の織は「平織」のものと「綾織」のものがございます。

平織はその名の通り、経(たて)糸と緯(よこ)糸を
一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
お柄としては

二くずし、のげ、べんけい・ななこ・三くずし・千すじ・万すじ
などのお柄がございます。

そしてもう一つが綾織。
組織り点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)と呼ばれ、黄八丈独特の
めかご・風通くずし・たつみあや・太郎左衛門・一松(市松)・
ひしあや(菱綾)・杉綾・まるまなこ・よせあや・片あや・足高貴(あしごうき)
と呼ばれる織技法が存在しております。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈156cm(適応身長151cm~161cm) (4尺 1寸 1分)
裄丈66.5cm (1尺 7寸 5分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾30.5cm (8寸 0分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、カジュアルパーティー、お食事など

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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