【 仕入れ担当 渡辺より 】
お着物ファンの方ならばご存知、草木染の大家でいらっしゃる、
野乃花工房【 諏訪好風 】氏の、天然草木染のすくい織にて
お柄を織りだした紬八寸名古屋のご紹介です。
シンプルなデザインで小紋や織りのお着物との
コーディネートで、袷、単衣のカジュアルシーンの
帯姿に重宝していただけることでしょう。
【 お色柄 】
しっかりとしてハリおある、ライトグレーと
薄ベージュの混色の杢の紬地に、お柄には
むらさき由来の黒柿(くろがき:くすみの強い
暗紫色系の色)、葡萄色、紅藤で、デフォルメされた
薔薇の花のようなお柄が2つ織りだされております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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五代目 諏訪好風について
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紬の産地として名高い越後・米沢で
豊かな自然に囲まれ、あますところなく
その恩寵を受ける天然草木染にこだわって
着物や帯を創作。
その旺盛なる探究心で、帝王の色である『貝紫』の復元、
サフランで染めた明るい黄色、紫根の強くもやさしい紫色、
「藍(あい)」、「栗(くり)」、「茜(あかね)」、
「楊梅(やまもも)」等々、約30種類もの天然の草木や
花の染料を自在に使いこなし、米沢の土地に根付く
物づくりの姿勢を貫いている。
【 経歴 】
1947年 山形県米沢市に生まれる
1973年 みちのく紫根染同人会結成
1981年 東京で初のサフラン染展を行う。
1982年 第9回伝統工芸武蔵野展入選
1983年 第10回伝統工芸武蔵野展入選
伝統工芸新作展入選
1989年 第29回伝統工芸新作展入選
1994年 第13回染織作品展入選
1996年 第33回日本工芸染織展入選
1997年 第34回日本工芸染織展入選
第44回日本伝統工芸展入選
絹100%
長さ約3.72m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
※腹の御柄付は片腹(関東腹)です(一方向のみにお柄があります)。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。