【 仕入れ担当 渡辺より 】
深いこの彩り、一瞬で心惹かれて仕入れて参りました…
いつの世も、着物びとの心をとらえて離さない琉球伝承織物。
黄綬褒賞受賞伝統工芸士の大城廣四郎氏の意思を現代に引き継ぐ、
大城広四郎織物工場より…
日本工芸会正会員でもあります、大城一夫氏による逸品をご紹介致します。
生地端に織り込まれた「コ」の文字。
廣四郎氏が工房の代表であった頃の作品でございます。
証紙もついた美品でのお届けでございます。
本当に素晴らしい、現代の名工の至極の一枚。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
しっとりと深く。
藍染にこっくりと深い黒の紬地に絣糸にて表現されました
琉球伝統のトゥイグアーなどの絣模様が、お着物全体にあらわされました。
ほっこりとやわらかな風合いに、
抑えたお色味、無地場を生かした構図で洗練された面持ちに仕上がっております。
熟練した織り手が時間をかけて手織りした布の凛とした贅沢さ。
身にまとえば、それらを肌で実感していただけることでしょう。
琉球紅型の染め帯や、贅沢な花織の帯などをあわせて、
美しい民族衣装の装いをお楽しみ下さい。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大城廣四郎織物工房について 】
沖縄の染織工芸会の巨匠、
故・大城廣四郎氏(2003年死去)が興した工房。
戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、
生きるための手段として選んだ機織り。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、南風原で琉球絣を制作するに止まらず、
日本伝統工芸展を通じて「現代の琉球絣」を発表。
いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
日本工芸展などで賞を受けるほか、1988年には
労働大臣より現代の名工「卓越技能者」として表彰されました。
あくなき探究心とたゆまぬ努力と情熱。
現在は二代の大城一夫氏、孫である大城拓哉氏が
伝統の技を守りながら、現在の感覚や素材でアレンジした
独特の作風の作品を発表されております。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈160cm(適応身長155cm~165cm) (4尺 2寸 2分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (8寸 9分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾22.5cm (5寸 9分) 後巾28.5cm (7寸 5分)
◆八掛の色:黒色
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 4分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、ランチなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。