【 仕入れ担当 田渕より 】
さらりと細やかに織り出された意匠の美。
穏やかな地色に繊細な織りを施した、趣味性豊かな一条。
しなやかな仕上がりは、お締めいただく方の負担にもならず快適です。
西陣の織処、橋本テル織物より
紹巴織で意匠を織りなした、特選袋帯のご紹介です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかで軽やかな帯地は、僅かに青味をおびたような灰青色を基調にして。
その地には細やかな構図のペイズリー間道の模様が織りなされました。
壁画のような掠れ具合で、間道の構図に合わせてごく細やかなペイズリー柄を加え
浮かび上がるほどのボリュームと、創作美あふれる風情をお楽しみください。
【 紹巴織について 】
利休の弟子でもあり、茶人のほかに歌人でもある里村紹巴。
氏が好んだ仕覆やふくさの裂の多くは、
地組織の縦糸とは別に柄をあらわす縦糸が織り込まれた二重縦組織の織物が使われています。
柄行が絵のように緻密にあらわされたその織物のことを「紹巴織(しょうはおり)」と呼びます。
紹巴織は、高級品として代表的な綴れ織に似ていて、
緯糸が経糸を包み覆うような織り方を特徴とし、緯糸によってのみ柄行が織り表されています。
そのしなやかな風合いは締めてしっかりとゆるみにくく、
かつ軽やかで長時間締めても疲れないというもので、
作品としての格のみならず、実用品としても素晴らしい特徴をもっております。
絹100%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.602 橋本テル織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など