【 仕入れ担当 中村より 】
最近では安価な大島紬も出回っており価格帯もバラバラ…
その中でもなぜこうも『久野』製が心を掴むのか…
その答えは紛れも無い正藍染めの深みにございます。
心に染み入るような藍染めの深みがただただ美しい…。
毎日問屋周りをしておりましても
ここまでハイセンスなお品とのお出会いは滅多とございません。
正藍染大島紬の老舗「久野織物」より、
傑作の意匠美をぜひともご堪能くださいませ!
【お色柄】
藍の深い留紺色を基調に、
「光の滝」と銘打たれた創作意匠を織りなして。
整然と並ぶ丁寧な絣に魅了される仕上がりでございます。
しなやかな風合いもぜひお手元でご堪能くださいませ。
帯合わせが楽しくなるお着物かと存じます!
定番としてずっとお持ちいただける飽きのこないセンス。
シンプルなおきものをベースにコーディネートを広げてゆく、現代好みのおきものファン方にもきっとご満足いただけるおすすめ品です。
まさに気が遠くなるほどの時間と手間を惜しまず作り上げられた究極の大島。
どうかお見逃しのないようお願い致します!
【大島紬の技法、正藍染大島について】
大島紬は全工程がすべて手作業で、
図案から製織まで、早いもので六ヶ月~一年近くかかります。
特に、他産地に見られない独特な技術を多く使用しているため、
絣作り、織る時の絣合わせ、部分解きによる色のすり込み等、
大変な苦労が一反一反に込められています。
その中でも近年ますます希少になりつつある正藍染めの大島、
時を刻むごとに更なる輝きを増すその青々とした美しさは、
生命ある藍だからこそでしょう。
化学染料には無い、冴えざえとした色の感動を伝えてくれます。
正当な日本文化を受け継いだ藍染だけが「正藍染・本藍染」と呼ばれます。
天然灰汁発酵建(てんねんあくはっこうだて)で化学染料を一切使わない、
人と環境にやさしく寄り添う染料…
藍窯に付けて、水で流し、干す。
何度も何度もその工程を繰り返しやっと定着する藍の色素。
日本の、藍は歳月を経て、藍より青い美しい色となります。
出藍の誉れの言葉のごとく、元の藍より青くなる本物の藍。
日本美の源流ともいえる「藍」を感じ取ってください。
絹100%
長さ約12.5m 内巾約37cm(最大裄丈約70cm)
本場奄美大島紬協同組合の証紙、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸帯、八寸帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)