商品番号 1410475

“均一価格23日まで!” 【歳末129000均一】 【人間国宝 故・中村勇二郎】 伊勢型紙道具彫草木染江戸小紋着尺 「巧の里 川端柄」 どんどん希少となる作品… 国宝最期のお柄!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
伊勢型―
突き彫り、引き彫り(縞彫り)、道具彫り、錐彫り。
細密な表現ながら、機械では表現できない
『てしごと』故のまるみが感じられる、その表現。

その『てしごと』の極み、人間国宝、故中村勇二郎氏の型による、特撰江戸小紋をご紹介致します!
しっとりと深いお色味の一枚…どうぞお見逃しなく!!



【色柄】
今回ご紹介いたしますのは、その稀少な型紙を用いて染めあげられた江戸小紋です。
凛とした気品漂う鶯色を基調として、しっとりと沈む色彩で奥行きが感じられる染め。
本品は氏の代表柄である「川端」のお柄の型が使用されております。

以前は「龍田川」と言われておりましたが、
川端康成氏がノーベル文学賞を受けられ、
記念書籍の表紙が使われたことからこの名で呼ばれるようになりました。

現在では、伊勢型紙の技術も後継者が少なく、いわゆる定番な柄行・大きさのものばかりが創られているようですので、本品のような創作性にあふれたものは、ほとんど見ることができません。
おしゃれ着でありながらも気品や奥行きのあるシルエット。
帯次第でカジュアルにも、少しかしこまったお席にもお召しいただけます。
様々なお出かけからご趣味のお集まり、入・卒業式の付き添い、お茶席などにもおすすめです。

本物の江戸小紋をお探しの方に…
ぜひとも本当に良いお品を、この機会にお求めくださいませ。
どうぞお見逃しのないよう、お願い致します。


【 中村勇二郎について 】
延暦年間に始まったとされる伊勢型の歴史。
そこに確実にその名が刻まれる、人間国宝・中村勇二郎氏。
すばらしい作品を数多く残し、
昭和30年に重要無形文化財(伊勢型紙道具彫)に認定され、
昭和60年に惜しまれつつも亡くなられております。

しかし亡くなられた後も、その型紙は生き続けます。
ですが、どこか一部でも型が破損すれば、二度と染めはできません。
歳月とともに一つ減り二つ減り…
現在では大変価値のあるものとして大切に保管されております。

遠目には無地の印象をうける細やかな伊勢型紙道具彫は、
まさに神業ともいうべき技から生み出されるものでございます。

道具彫に使用される小刀の刃自体が、桜や梅などの花びらの形、
または四角、三角、菱型などの形をしており、中村勇二郎氏は、
実に3000本以上もの彫刻刀を作り上げ、自在に操ることができたといいます。

また道具彫は、実に緻密で、神経を酷使するような仕事が求められますので、
ごく限られた匠でしか成しえないともいわれております。

■中村勇二郎プロフィール
明治35年 三重県に生まれる
大正 4年 伊勢型紙の道具彫り技術を父に師事
昭和30年 重要無形文化財(伊勢型紙彫刻道具彫り)保持者に認定される
昭和45年 大阪万国博「県の日」に伊勢型紙の彫刻実演を披露
昭和47年 天皇陛下から勲五等瑞宝章を授与される
昭和48年 高松宮殿下に彫刻実演を披露 「菊水ノ図」を献上
昭和50年 皇太子・同妃殿下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
       皇太子殿下に「瑞雲祥鶴ノ図」を献上
昭和51年 常陸宮殿下に「壮龍ノ図」を献上
昭和55年 宮殿下に「四君子ノ図」を献上
昭和55年 第31回全国植樹祭にて天皇・皇后両陛下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
       皇陛下に「古代菊ノ図」を献上
       三笠宮殿下に「双鶴ノ図」を献上
昭和56年 秩父宮妃殿下に「鶏鳴ノ図」を献上
昭和59年 高円宮殿下に「翔馬ノ図」を献上
昭和60年 三笠宮殿下に「卯ノ図」を献上
       83歳で永眠

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ12.5m 内巾36cm
白生地には濱ちりめんまるまん古典を使用しております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン お茶会、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古、パーティー、レセプションなど

◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(湯のし)


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