【仕入れ担当 田渕より】
一度は滅んだとされる紅花染。
その紅花を復興し、技術を受け継いで…
有名な着物雑誌などにも取り上げられ、
紅花・草木染めで有名な、米沢・新田のお品。
長期在庫処分品として仕入れてまいりました。
うっすらと保管香がございますが、地入れをされると問題無いかと存じます。
お目に留まりましたらお早めにご検討頂けると幸いです。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【お色柄】
ほっこりとした表情を見せながらも柔らかくて軽やか…
空気を含んだような真綿紬地は、
穏やかなグレーを基調に段状に霞模様をあらわしました。
繊細なお色の変化は自然の温かさを感じさせてくれます。
こういったお柄は、流行すたりがあるものではございませんし、
草木の染料は、生きていると言われますので、染めあがったばかり、
織りあがったばかりのお色から、年を経てほどよく枯れ、穏やかに
落ち着いた色彩へと変わる、その変化をご堪能いただきたいお品となっております。
【新田について】
機織から染めまで。
新田家の初代は、かの上杉景勝公と共に米沢に移り住んだのだそう。
機屋としての起こりは十六代目にあたる新田留次郎氏の代。
その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け―
昭和33年に紅花と宿命的な出会いを果たしたのが
機屋三代目:新田秀次氏。
紅花の魅力にとりつかれ、妻の富子氏と共に
自らが納得する色を出すために試行錯誤を行い、
染め続けられた事で今日の新田の紅花染がございます。
そして…
四代目の新田英行氏からは染め、織の一貫生産化に着手、
紅花染めの織物は進化しつづけております。
絹100%
長さ約13m 内巾36.5cm (最大裄丈69cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街着、気軽なお食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)