商品番号 1394408

【読谷山花織】 特選草木染手織紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 心の機微を機に託す… 花に込めた愛する心、祈りの織物。 身丈164 裄68.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
豊かで穏やかな面持ち…
読谷山花織…愛する心、祈りの織物。

呉服の本場京都室町におりましても、めったとお目にかかれません。
このようなお値段でご紹介できますのも、目利きのお仕立て上がりならでは。
南国の織物を愛するファンの方へ…
お目にとまりましたらどうぞお見逃しなく!


【お色柄】
どこまでも味わい深い山吹茶色の紬地。
そこに南国の鮮やかな花々と丁寧な絣意匠が織りなされ…
見つめるほどに吸い込まれるような魅力を湛えてございます。

ごくごくシンプルな連続紋の味わい。
お袖を通せば、ふんわりと軽くやわらかに。
まぎれもない逸品、琉球の織物を、どうぞ大切にお召し下さいませ。

終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗い、仕立て替えに出されたと見られるしつけ糸がついており、
胴裏、衿裏は新品同様となっております。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【読谷山花織について】
14~15世紀、琉球は大貿易時代を迎え、
中国や東南アジア諸国との交易が盛んで、
多くの交易品と共に、読谷山花織のルーツとなる
絣や浮織の技法も伝来いたしました。

その技術を応用し、15世紀初頭から織り始められたとされる読谷山花織。
琉球王朝の保護のもと、御用布に指定され、約600年の長きに渡り、
織り継がれて参りましたが、明治の廃藩置県によって花織を着用する階層を失い、
需要の減退と共に織り手も減少、沖縄戦争後は急激に衰退し、
消滅の危機に瀕したため『幻の花織』とも呼ばれました。

その後、1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに復活。
人間国宝・興那嶺貞さんら、深い情熱を持った織り手によって復元されたその技術は、
現在では沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、全国にその名が知られております。

文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、
それらの文様を少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれるようになっております。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈164cm(適応身長159cm~169cm) (4尺 3寸 2分)
裄丈68.5cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅25cm (6寸 6分) 後幅30.5cm (8寸 0分)
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
◆八掛の色:桑染色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm (1尺 8寸 4分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、行楽など

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。