商品番号 1387230

“毎日お得な掘り出し品!” 【本場久米島紬】 特選草木染め手織り紬 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「カキジャーにトゥイグアー」 良き時代を超えて… 目利きで必見価格! 身丈154 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
アンティークの良き久米島紬を、
現品限り、目利きにてお値打ちにご紹介致します!

この絣糸の風合いや、黒茶色の無地場のまだらなお色味…
証紙はございませんが、紛れもなく久米島紬と判断しております。
製織から年数は経っているかとは思いますが、訳ありにつき本当にお値打ちに仕入れが叶いました!
お目に留まられました方は、是非お見逃しなく!


【お色柄】
今回ご紹介のお品は、こっくりと深みのある黒色を基調に織り上げられたひと品。
風合いはざっくりとしつつしなやかな手触り。
シックな落ち着きの柿渋色で織りなした、カキジャーにトゥイグアーなどの伝統の絣模様。
あたたかみある感性が、しっかりと肌奥に伝わります。

久米島の黒泥を演出するグールと沖縄車輪梅(ティカチ)。
そのナチュラルな色合いを、存分にお楽しみいただけることでしょう。

今では本結城よりも手に入れることが難しいとされる久米島。
指定を受けてからさらに室町でもなかなか出会う機会が少なくなりました。

この度も一点限り、しかもお仕立て上がりで、
偶然ご紹介させていただくことができました大切な作品です。
織り手さんが心を込めて織り上げた最高の織物です。
どうぞ末永く大切にご愛用くださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りました。
右袖の外側にうっすらと汚れ、衿裏にホック錆がございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)


【本場久米島紬について】
一反出来あがるまで約3ヶ月間、織りだけでも約1ヶ月―
近年は結城よりも希少価値が上がっていると言われております。

久米島紬の特色は、分業しないこと。
意匠、糸括り、染料づくり、染め、織り、砧(きぬた)打ち…
すべての工程を一人の織り手さんがこなしていきます。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる草木、そして豊かな大地の恩恵、泥染め。
織り上げには、手投杼を用いて心を込めた手織りがなされます。

久米島には、政策的に紬織りを強制された歴史があります。
織物を貢納布として収める人頭税の時代、苦しい過重な税制によって、
皮肉にも織物の技術は飛躍的に向上したとも言われております。

老いた織り子が、自分の手を示しながら、織り方が下手だと言われて、
役人に鞭打たれたことをとつとつと語った時代。
貢納布の制度は200年以上続き、自由に生産ができるようになったのは、
明治の時代からですので、そう昔のことではありません。

化学染料による染め、機械による大量生産をかたくなに拒否。
草木染め・泥染め・手織りの「手仕事」を誇りにして一反、一反、
地道に織り上げられてきたのが久米島の紬なのです。

2004年、国の文化審議会文化財分科会にて、久米島紬を重要無形文化財に、
またその保持団体に「久米島紬保持団体」を認定するよう答申がありました。
その後、無形文化財の指定要件として、以下4件が文部科学省から告示されました。

(1)糸は紬糸または引き糸を使用すること
(2)天然染料を使用すること
(3)絣糸は手括りであること
(4)手織りであること

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈154cm (適応身長149cm~159cm) (4尺 0寸 7分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾23cm (6寸 1分) 後巾28.5cm (7寸 6分)
◆八掛の色:曙色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫  裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行など

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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