【仕入れ担当 竹中より】
日本工藝界の第一人者…
十二代目藤林徳扇(とくせん)氏の手掛けた袋帯をご紹介いたします。
今回のお品は高雅な輝きが美しい氏の作品の中では珍しい正統派の一条。
フォーマルシーンにぜひご愛用くださいませ。
【商品の状態】
仕立て上がり新古品として仕入れましたので
締めあとなどもなく美品としてお届けできます
【お色柄】
重厚感ありながらも軽やかな織り上がりの帯地には、
存在感を放つ意匠が織りなされました。
それは決して華美に走ることはなく品の良い輝きで、
まさに大人のための逸品の風格を印象づけます。
軽やかな織上がりの帯地は清雅な白。
その地に高雅な輝きを放つ金糸で七宝笹菱文様を織りなしました。
安定感あるなかにも、ところどころその糸質を変えることで変化をつけて。
光を捉え、幻想的且つ華やかなムードたっぷりの仕上がりです。
徳扇氏の作品をご存知の方ならわかる、氏の感性。
留袖から訪問着、振袖などとのコーディネートで、
和姿の要(かなめ)となるような帯姿をお楽しみください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
◆十二代 藤林徳扇(HPより抜粋)
延宝8年より京都市北区鷹ヶ峰にある旧藤林町※にて、初代徳扇が、
宮家はもとより宮内庁御用達の錦の御旗の織り匠として創業以来、
300有余年、代々名を継承。
大正9年(西暦1920年)生まれ。
(※旧藤林町は鷹峯藤林町として現在もその名を留めています。)
“琳派(注)の祖”として知られる本阿弥光悦が開設した
「光悦村」があるのが京都・鷹ヶ峰。
この地から当時の王朝趣味に代表される優美さや高尚さを兼ね備えた帯、
着物を創作し、さらに“徳扇コスモ・アート”と称賛される絵画を発表し、
世界の著名人から高い評価を受けている。
また芸術界のノーベル賞と表現されるユネスコ・パリ本部認定の
ユネスコ・グリーティング・アーティストとして連続して選出されるなど、
現在でも世界のトップアーティストとして活躍中。
創作理念は、「優雅」「格調」「貴品」、そして「見つめられる着物」。
生地やキャンバスには、時が経っても変色のない本金糸や本プラチナ糸を使用。
また五大宝石をパウダー状にした上で絵の具化し、
様々な独自の特殊技法で着物やアートを創作。
<略歴(抜粋)>
旧御所機匠
西陣苑寿織創設者
伊勢神宮奉納
京都御苑装飾
紺綬褒章受賞
黄綬褒章受賞
森進一・昌子御夫妻婚礼衣裳一式制作依頼受
国際アカデミー賞受賞
ヴァチカン市国ローマ法王謁見・収蔵
日英・日仏・日米親善大使として数回渡航
ダイアナ妃生家オルソープ城収蔵
絹100%(金属糸風のぞく)
長さ4.4m
耳の縫製:袋縫い
※藤林徳扇の風呂敷がついております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。