【 仕入れ担当 岡田より 】
明治、大正、昭和から平成にかけて…
数多くの染色作家の中でも抜きん出たその表現力。
その類まれなる才能ゆえに、
57歳という若さで得た『人間国宝』の称号。
友禅ファンの方ならばご存知かと思います。
【 人間国宝 故:森口華弘 】氏による、
高級九寸帯のご紹介です!
本品は華弘氏の作品の中でも、華弘氏らしい
梅の花枝を描き出したお品でございます。
蒔糊の技法は用いられておりませんが、
手描きの友禅にて、筆致豊かに花が染め描き出されたお品。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
シボ感豊かなアイボリーの三越縮緬地に、
江戸茶と金彩のみの色彩で、清雅な梅ヶ枝が
染め描き出されております。
創作数があまりございませんので、年々その価値は高まる一方で
下がることはございません。なかなかないからこそ、比べよう、
お値段のつけようがございません。
華弘氏のファンの方、コレクションのお一つとして…
お手元で末永くご愛用頂けましたら幸いでございます!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたがおおむね良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 森口華弘について 】
本名:森口平七郎
【 生年・認定年・享年 】
1909年(明治42年)12月10日生。
1967年(昭和42年)重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
2008年(平成20年)2月20日没。老衰のため死去、98歳
母の従兄である坂田徳三郎の紹介で
友禅師・三代中川華邨に師事し、華邨の紹介で
疋田芳沼に就いて日本画を学ぶ。
※『華弘』の名は師の華邨の作風を広めるという
意味を込めて坂田徳三郎により名付けられた
雅号「華弘」を用いるようになったため
華弘の代表的な技法である「蒔糊(まきのり)」は、
東京国立博物館で目にした江戸時代の撒糊技法が施された
小袖と漆蒔絵の梨子地を元に、江戸時代より伝わる
撒糊技法と漆芸の蒔絵技法を組み合わせる事で着想を得た。
絹100%
長さ約3.45m(短尺)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 色無地、小紋、御召 織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。