商品番号 1381239

【創業明治17年 よねざわ新田】 【三代目 新田秀次】 特選紅花染真綿紬着物 ~『青山みとも』別注品~ ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「春麗ら(はるうらら)」 紅花研究の第一人者のお品 身丈164 裄66

売切れ、または販売期間が終了しました。



【 仕入れ担当 渡辺より 】
紅花・草木染といえばの、【 よねざわ新田 】。
その三代目【 故:新田秀次 】氏による紅花紬。
かの【 青山みとも 】による別注品でございます。

やわらかな印象、シンプル、素材感。
ふうわり、奥深く、こころに染み入る色彩美、
ナチュラルでやさしい着心地のお品で、春先の
カジュアルシーンに重宝していただける事でしょう。


【 お色柄 】
ふっくらとした真綿紬地に、紅花由来の薄桜と鴇色の
杢の表情を浮かべる市松が織りだされております。

こういったお柄は、流行すたりがあるものではございませんし、
草木の染料は、生きていると言われますので、染めあがったばかり、
織りあがったばかりのお色から、年を経てほどよく枯れ、おだやかに
落ち着いた色彩へと変わる、その変化をご堪能いただきたい
お品となっております。


【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。


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新田秀次について
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機屋として創業した新田家の機屋三代目。
米沢の紅花染の第一人者。

明治以降、化学染料の普及と共に衰退した
紅花染を妻の富子とともに研究、復元した。
染料の抽出の仕方や温度、色の安定方法など、
さまざまな試行錯誤を繰り返し、自らが納得する
色を出すために染め続けたという。


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青山みともについて
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創業1949年、設立1979年(昭和54年)の老舗ブランド
全国の産地や工房に足を運び、染色家や職人と共に
ものづくりを続けていた。

国画会、日本工芸会の会員など全国各地の染色工芸作家や、
日本の北から南までの紬や木綿を展開、また若者が
手に取りやすい価格やデザインのオリジナルの作品を発信。

幅広い年齢層のファンの心をつかみ、人気を博していたが、
2012年8月に惜しまれつつも閉店。
看板品として長期間の年月をかけ商品化を実現した
貝紫染を使用した『幻の貝紫』シリーズがある。


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よねざわ新田について
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1884年(明治17年)創業
紅花染で有名な米沢にある織元

米沢新田家初代が上杉景勝公と共に越後から
転封となり米沢に移住。
後、十六代目新田留次郎が機屋初代として
1884年に新田を創業した。
当初袴地の製造が主だったもので、品評会にて
数々の賞を授けられ、『米沢袴地といえば新田』
と言われる程であった。
二代目新田熊雄は絽袴などの新製品を開拓。
その後、機屋としてこつこつとものづくりを続け
機屋三代目新田秀次の代で紅花と宿命的な出会いを
果たした。
以来、幻の花と言われた紅花にとり憑かれ、
ひたすら自ら納得のいく色を出すために染色に没頭。
四代目新田英行は、作品づくりにこだわりを持ち、
染・織 一貫生産化を進めた。
現在は五代目新田源太郎がその精神を受け継ぎ、
ものづくりに励んでいる。

【 受賞歴 】
1907年 第4回全国品評会・有功銅賞「袴地」
1907年 山形県織物品評會一等賞
1928年 有功賞「霞無双袴」
1963年 紅花染織研究に着手
1966年 第13回日本伝統工芸展入選
1967年 第7回日本伝統工芸新作展「奨励賞」
1970年 第10回日本工芸新作展入選
1972年 山形新聞三P賞「繁栄賞」
    米澤有為会功労賞
1974年 第1回伝統的工芸品展・通商産業省生活産業局長賞
    斉藤茂吉文化賞
1977年 第17回伝統工芸新作展入選
    米沢文化懇話会文化功労賞
    アテネ・コルフ東洋博物館永久保存
1979年 第17回日本染織作品展文部大臣賞
1987年 第12回日本きもの染織工芸会主催・日本経済新聞社賞
1988年 新潟市美術館出品展示「染織の美~いろとかたち~」
1990年 (財)民族衣装文化普及協会・伝統文化賞受賞
1996年 伝統工芸品産業振興協会会長賞
2001年 米沢市功績章
2006年 第15回河北工芸展入選
2011年 第58回日本伝統工芸展・日本工芸会新人賞
2012年 米沢市芸術文化協会協会賞
2013年 第36回日本染織作家展・中日新聞社賞
2014年 第19回MOA岡田茂吉賞
2015年 第38回日本染織作家展・衆議院議長賞
2016年 米沢織物新作求評会 米沢市長賞
2017年 第51回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会賞
2018年 第7回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞
その他多数


商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈164cm(適応身長159cm~169cm) (4尺 3寸 3分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.2cm (6寸 4分) 後巾28cm (7寸 4分)
◆八掛の色:シェルピンク・ぼかし

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合胴裏の交換が必要となる場合がございます。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など

◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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