【 仕入れ担当 田渕より 】
琉球の織物ファンに是非ご覧いただきたい希少なひと品。
かの大城織物工場より、
日本工芸会正会員の大城哲氏の花織の逸品をご紹介致します。
真綿紬、琉球絣はよくお見かけいたしますが、
本品のような、絣と花織を併用したお品は中々ございません。
またお色も中々お目にかかれない良きお色かと存じます。
もちろんのこと、1点物でございます、
大変お値打ちにご紹介させていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
フシ糸の表情が味わい深い青の紬地に、
手括りの絣による格子紋様を織りだし、
赤と黄色、黒の糸を用いたごくごくシンプルな花織模様があしらわれて…
さり気ない表情ながら、
かなり手間暇をかけて織りだされております。
すっきりとした花織と絣独特の幾何学のデザインが、
なんとも不思議な魅力をたたえるお品。
南国の織物らしい独特の表情はそのままに…
現代の街並みにしっくりとなじむ、洗練されたハイセンスとなりました。
民芸的でありつつも…
現代の町並み、都会にも融けこむその構成美。
太陽と海と大地に育まれた、琉球の感性。
あたたかな心によって織り上げられた、手仕事のぬくもりある作品です。
どうぞその奥行きを末永くご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【大城織物工場 大城哲氏について】
大城織物工房は1879年、大城ウシ氏により沖縄本島南部南風原に設立。
1899年に2代目大城カメ氏が工房を継ぎ、1919年に3代目の
大城清助氏が初めて織物を専業化、現在は5代目である
大城哲氏が、祖母・カメ氏の
「手を抜かず良いもの作りに努める事」
という信念を引き継ぎ琉球絣を織り続けていらっしゃいます。
(大城哲氏は1990年、父である4代目・大城清栄氏の他界を期に、
初めて織物の世界へ足を踏み入れ、27歳の若さで家督を継がれました。
これまでに6度、日本工芸展で入選、2005年には、日本伝統工芸染織展で
「コトノウマ」が日本経済新聞社賞を受賞しておられます。)
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈159cm(適応身長154cm~164cm) (4尺 2寸 0分)
裄丈66.5cm (1尺 7寸 5分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49.2cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)
◆八掛の色:松葉色
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾35cm (9寸 2分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。