【 バイヤーより 】
証紙は付属しておりませんが、タレ先織り込みに
『淡絹』と織り込みがあるため、西陣の名門
【 米田織物 】の引箔紬の特選袋帯かと存じ上げます。
名門のハイクラスの作品を目利きのお値打ち価格でご紹介します!
【 お色柄 】
おだやかな砥粉色(とのこいろ:わずかにベージュをおびた
淡いグレー系のお色)地にグレーのよごし箔の引箔を織り込んだ
奥行きある靄地に、菊花が一面に織りだされております。
様々な形の菊花をアウトランのみで表現しており。
ところどころに挿し色のように、朽葉、蘇芳、一位色
(赤みの強い薄白茶系のお色)の絵緯糸でアクセントを
そえる事で、単調にならないデザインです。
引箔に金糸が用いられておりますが、かなり光沢を
抑えた仕上がりで、洒落訪問着、付下、色無地、
小紋、御召をはじめ、牛首、結城などの力のある
織のお着物の無地などにコーディネートいただけます。
【 商品の状態 】
着用シワも特に見受けられず、中古品としては
かなり状態のよいお品でございます。
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米田織物について
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西陣織工業組合に所属。
西陣織工業組合証紙番号はNO139
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引箔について
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帯地や金襴など西陣織の材料のひとつ。
日本の伝統的な紙である和紙(主に三椏)に
色漆やラッカーなどで彩色し、金箔・銀箔
プラチナ箔などで模様をつけたもの。
完成した引箔を約0.3mm幅に裁断し、
一本ずつ順番に帯などに織り込むことで、
引箔に描いた模様が織物に再現される。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.4m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、あまり民芸的ではない織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。