最近ではしっかりとした手付けの江戸小紋もどんどんと少なくなって参りました。
いわゆる写しのお品ではなく、型を使用し手仕事で少しずつ色ムラやズレが出ないように染め上げる…
職人の魂を宿す江戸小紋のご紹介でございます。
【バイヤーより】
今後もう手に入ることのない逸品を仕入れて参りました。
訳ありのため、大変お値打ちにご紹介させていただきます。
ぜひお見逃しなくお願いいたします。
【お色柄について】
染め上がった反物をご覧いただけますでしょうか。
赤茶色を基調に、スッキリとした印象の白色で染め上げられた松菱に込められた伝統模様。
シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。
【菱一について】
雑誌「美しいキモノ」にも取り上げられております、
東京友禅の名門、菱一さん扱いのお品です。
残念ながら2019年に会社を解散され、
いわゆる”お誂え”のお品はもう世に生み出されません。
【廣瀬家・江戸小紋について】
創業は大正の7年
100年以上続く江戸小紋の名家・廣瀬家。
今も名を時代をリードする作品を数多く手掛けてらっしゃる名門中の名門。
確かな技術を持ち、継承されております。
しかも今回ご紹介のお品は、現在の当主廣瀬雄一氏ではなくなんと先代の作品。
三代目・廣瀬雄望氏の絶品江戸小紋着尺でございます。
今回ご紹介のお品は、
廣瀬雄望氏が染め上げられた大変希少な作品でございます。
型を彫る彫師から託された型紙を一反の反物に寸分の狂いなく染め上げる。
その陰影お近くで是非とも堪能いただければと存じ上げます。
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
【伊勢型紙】はその中で、柄を彫る工程にあたります。
彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…
【難部分】
巻終わり1mほどまでヤケがございます(矢印の幅は約1cmです)。
お手元で現品を確認の上、お値打ちにご活用くださいませ!
絹100%
長さ12m 内巾35cm(最大裄巾66cm)
廣瀬雄望作
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 袋帯、お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,320円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)