心打たれる技と、美。
刺繍と織りを用いてお柄を成した、なんとも贅沢な一条をご紹介致します。
細やかな縫い、丁寧な織、まさに手業の結晶と呼ぶべき一品。
伝統の技を心ゆくまでご堪能くださいませ。
2500年前、中国で生まれた蘇州刺繍。
髪の毛より細い糸を用い滑らかに縫い上げるのが特徴です。
その精巧な技術と繊細さで、世界最高峰の刺繍技術として評価されています。
今回ご紹介のお品はそんな蘇州刺繍や相良刺繍と
織りの美匠をご堪能いただける美しき一品。
手触りサラリ、ややシャリ感のある織り上がりの帯地。
地色はシックな墨黒色で織りなされました。
お柄には横段に装飾的な唐花模様を織りなしつつ、
お太鼓部分には蘇州刺繍を施して。
織り見事な美匠と、刺繍ならではの立体感が、
帯地全体に華やぎと上質感をもたらしております。
一刺し一刺し…
精巧な手技にて創作された一品。
完成させるのに費やされた気の遠くなるほどの時間と職人さんの情熱が、
作品を通して、ひしひしと伝わってまいります。
思わず誰もが振り返る、洗練された帯姿をお届けします。
「縫い」の魅力、「染」の美、その表情を心ゆくまでご堪能くださいませ。
これほどまでに手の込んだお品、なかなかございません。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
絹100% 長さ約4.5m(御仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯
耳の縫製:かがり縫い
お柄付け:六通柄(お太鼓部分だけ刺繍あり)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お出かけなど
◆あわせるお着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、紬など