商品番号 1355743

●【知花花織】 特選手織花織九寸名古屋帯 伝統的工芸品 ≪御仕立て上がり・新古品≫ 「花の声」 現代に蘇る幻の花織が御仕立て上がりで入荷…。 絣入りのハイクラス!

売切れ、または販売期間が終了しました。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


読谷山花織、首里花織、南風原花織、与那国花織…
「花織」と聞いて思い起こされる織物は多数ございますが、
「知花(ちばな)花織」をご存知の方は、まだ少ないかも知れません。
(近頃では、雑誌「美しいキモノ」でも取り上げられておりますので、
お目にされた方もおられるかとは思います。)

それもそのはず、戦時中の様々な要因からで途絶え、
約100年もの間その手技が伝えられることなく、その織物を知る人も、
現存する織物すらなかったという幻の織物が、「知花花織」なのです。

その幻の逸品が御仕立て上がりで入荷しました。
証紙もついて、美品での入荷でございます。
さらには絣も入って滅多にご紹介のできないハイクラス品でございます。
お値打ちのこの機会にぜひご検討くださいませ。

2000年より、失われた染織文化の復元・復興を目的に、
「知花花織」を蘇らせる試みがスタートいたしました。
聞き取り調査やわずかに保存されていたものから調べ、
知花花織による衣裳が用いられていた祭礼も取材。
その間にも2000年12月には「知花花織」3件が沖縄市指定文化財に指定され、
今「知花花織」は、地域独自の染織文化として、
およそ一世紀ぶりに新しい息吹を吹き込まれようとしているのです。


琉球染織のなかでは珍しく、貢納布とされていなかった知花花織。
それはすなわち、王家のためではなくあくまでも自分達のために、
思うがままに織り上げられていたということ。
(五穀豊穣を願う祭礼や芝居の晴れ着として作られていました。)

その特徴は、模様が縦方向に連続して浮く経浮花織(たてうきはなおり)と、
刺繍のように糸が浮く縫取花織(ぬいとりはなおり)。
本品でも、「経糸の浮き上がり」によって文様が表現されておりますから、
読谷山花織などとの明確な違いとしてぜひともご覧いただきたく思います。

さらりとしなやかな地風で織り上げられた帯地。
お色は爽やかな藤色にて織りなして…
女性らしさあふれる地色に表現された繊細な花織。
上品色彩が知的な印象を与え、優しさと洗練された雰囲気を醸し出します。
そこに入ったハイセンスな絣模様がモダンな印象を与えて。。。

規則正しく、それでいてそっと心に響くやわらかなムード。
ひとつひとつの花が心を込めて織られたことがひと目で分かる仕上がり、
ぜひともお手元にてじっくりとご覧いただきたく思います。

今に残されたかつての知花花織は、
琉球藍で染められた紺地に絣や格子柄、
そこに白や赤の浮糸による花模様をあらわすというスタイルでしたが、
現在組合に属する女性を中心とした織り手さんは、
手仕事の原点にこだわりながらも、それぞれが現代にふさわしいデザインを考え、
糸染め・機織り・織り上がりまでの全工程をお一人でこなされます。
それぞれの作品ごとの、織り手さんの感性もお楽しみいただきたく思います。

各地の織りの御着物に素敵にコーディネートいただけますし、
小紋や御召などとのとりあわせもおすすめいたします。
素朴で民芸的ななかにも、かつての織を復活させようとする方々の熱意が感じられ、
それでいてさらりとハイセンスに…本当に魅力的です。

琉球花織に新たな息吹を吹き込む「知花花織」…
その風合いを是非お手元にてご堪能いただきたく存じます。
ぜひ、この機会にご検討下さいませ。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100% 長さ3.75m
知花花織事業協同組合の証、沖縄県織物検査済の証、
沖縄県伝統工芸品之証がついております。
製織者:花城美香(手織) 染色:天然染料・化学染料(インド茜・フクギ・ゲッキツ)
六通柄(太鼓に絣入り) 

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、ランチ、街着、カジュアルなパーティーなど。

◆あわせる着物 色無地、小紋、御召、紬


※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

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(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)