商品番号 1350975

【本場白大島紬着尺】 9マルキカタス式 伝統的工芸品 純手織極上絣 「蚊絣無地」 織物ファン必見。 なんと”白”の9マルキ蚊絣!

売切れ、または販売期間が終了しました。

織物ファンの皆様おまたせしました。
なんと今回ご紹介のお品は9マルキの蚊絣。

本品はごくシンプルな蚊絣を敷き詰めた無地なのですが、
この『絣無地』こそ、ひとつの失敗も許されない、職人の腕が試される究極の絣!

お探しの方も多いことでしょう。
さらには泥染の大島ではなく、なんと白大島。
まず滅多のご紹介のないお品かと存じます。
今回は大手問屋さんにお願いしてご紹介が叶いました。
どうぞお見逃しなくお願い致します。

7マルキの蚊絣は比較的ご紹介が出来るお品でございますが、9マルキは本当に希少です。
なぜ希少なのか…
大島メーカーさんに伺いましたが、正直に申し上げまして蚊絣のような単純なお柄だと織り手さんに敬遠されるそうです。
着尺一反ひたすらに続く、無地の意匠(実際には2反分を織られるので約26mほど)。
お柄が出てくるわけでもなく、本当に気が遠くなる作業かと存じます。
そこに9マルキの細やかな織組織ともなれば、中々制作数が少なくなるのもご納得頂けるかと存じます。
また今回のお品は白ですので、本当に神経を使わないと難が目立ちやすく、泥以上に難しくそれ故に希少になっているのです。

ご存知の通り大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらない部分が絣になります。

絣模様をくっきりと作るためには、
大変な力で締めつけて織り込む必要があるため、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。
それでも、図案に合わせて締め機にかける糸を調節して、確実に、
数ミリ単位の狂いもなく締め込んでいくというのは大変に緻密で根気がいる仕事。
ここで間違いが起こると絣模様ができなくなってしまうため、
力があるというだけではできない難しい仕事です。

次に染め…
絣筵をほどいて綿糸をのぞくと、細かい模様が染められたシマシマの糸が現れ、
そのシマシマが経緯(たてよこ)に組み合わせられて美しい模様となります。
一ミリ単位のズレも許されません。

そうしていくつもの工程を経て、丁寧に丁寧に織り上げられた一枚の織物。
まさに紬の女王の格をもつとされる、織物の中でも大変な高級品として
着物ファンを虜にする独自の仕上がり、意匠が魅力をもっております。

大島紬は全工程がすべて手作業で、
図案から製織まで、早いもので六ヶ月~一年近くかかります。
特に、他産地に見られない独特な技術を多く使用しているため、
絣作り、織る時の絣合わせ、部分解きによる色のすり込み等、
大変な苦労が一反一反に込められています。

今回ご紹介のお品は、白大島ならではの白地に、紫色の絣を駆使して、
無地感覚の雰囲気でイメージが織り出された手織りの最高級品でございます。

大人の女性の品格とおしゃれ心を満たすひと品として、
存分にご愛用いただきたく思います。

白生地のようなきっぱりとした白ではなく、絣糸によってまろやかで深みがあり、
まさに清楚感を持った穏やかな安らぎ感じられるような、独特の白。
このお色を、是非お手元でご覧いただきたく思います。

親子三代引き継いでいける丈夫なお品です。
洒落袋帯、西陣や博多の名古屋帯、やわらかな染めの塩瀬、
ざっくりとした民芸紬帯など、合わせられる帯の種類も幅広いので、
様々なコーディネートで存分にご堪能いただけることでしょう。

大島紬のなかでも圧倒的に織り上げ数の少ない白大島。
この機会をどうぞお見逃しないようお願い

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ12.5m 内巾約39cm(裄丈約74cmまで)
経済産業大臣指定伝統的工芸品、
本場大島紬織物協同組合の証紙が付いております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、お稽古、ランチなど

◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など


※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立ご希望の場合、
[ 袷 ]
地入れ2,750円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ2,750円+衿裏2,200円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。国内手縫いは、「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)、「左記以外の紬」+12,100円(税込)で承ります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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