商品番号 1350753

【能登上布】 高級手織り本麻着尺 石川県指定無形文化財 「菱重ね絣」 アウトレットでありえない価格!!

売切れ、または販売期間が終了しました。

サラリ、質感で装う夏の和姿。
四季をまとうということは…
和姿ならではの感覚、そして通のゼイタク。
だからこそ、その独特の素材感が愛されてやまない、夏の麻素材。

そんな夏の麻素材を用いて織りだされた織物の…最高級品に冠せられる
『上布』の文字。織のお着物ファンの方に是非ご覧いただきたい、
石川県指定無形文化財、本麻手織の能登上布の着尺のご紹介でございます!

問屋さんの長期保管品として入荷いたしました。
一見すると宮古上布の風合いとよく似ておりますが、
機械紡績糸で織り上げられた、能登上布でございます。
かつての最盛期、能登ではさまざまな作品が作られており、
本品もその時期に制作されたものかと思われます。

小柄な方は絶対お値打ち!!!
この価格はありえない特価です!
この機会をどうぞお見逃しなくお願いします!


能登上布。
越後、宮古、そして能登…
三大上布のひとつに挙げられるのが、今回ご紹介の能登上布。
石川県・能登半島の付け根に位置する鹿西町(現・中能登町)や羽咋市は、
古くから麻とのつながりが深く、東大寺へ麻糸を納めたという記録も残っており、
麻を扱う技術は遥か古(いにしえ)の時代から先人達により伝承されてまいりました。

ただ、江戸時代の初め頃までは、この地で作られる良質の麻糸は近江上布の
原糸として使用されるのみで、「能登上布」という織物はまだ存在しておらず、
後の文政元年に初めて「能登」の文字を冠した「能登縮(ちぢみ)」が誕生、
さらにそこから発展し、明治にやっと全国に能登の麻織物の上質さが認められ、
「能登上布」という名称が定着いたしました。

このようにして、次第に上等な麻織物の産地として認められ、昭和初期には
織元の数は百四十軒を数えるまでになりましたが、その後時代のニーズに
あわせ縮小、現在ではその伝統の技のともし火を守るのはたった一軒、
「山崎麻織物工房」を残すのみとなっております。


風合いは宮古上布の「カーボン紙のような」それと類似しており、
薄く薄くハリがあり、蝋引きの光沢感がございます。
深い藍色の地には、菱をかさねたような絣模様がおりだされました。

古来から脈々と受け継がれてきたと言われる能登上布。
織物の原点を思わせる素直さ、表情の豊かさ。
放熱効果と吸水性、しゃっきりとした手触り。
麻ならではの、麻のみが持つ夏を感じさせる涼感。
いつまでもいつまでも飽きのこないシンプルな表情のお品は、
毎年夏が来る毎に、季節を告げるひと品となることでしょう。

帯も合わせやすく、さらりとシックにコーディネートいただけます。
少しお色で遊びますと、ひと味違う着物姿をお楽しみいただることかと思います。
伝統の織技を是非に。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます!

商品詳細

- 素材・サイズ

麻:100%
長さ約11.9m 内巾34.5cm(最長裄丈約65cm)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、ランチなど

◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、自然布の帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+国内手縫い縫製35,200円(全て税込)

※国内縫製のみの取り扱いとなります。

※背縫いは袋縫い(背伏せなし)となります。
※縫い糸は縮みを考慮し、絹糸ではなくポリエステル糸での縫製となります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)