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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (9寸 0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
ふっくらした豊かな風合い…
いつの時代も流行に左右されることなく
愛されつづけてきた絞り染の風合い。
絞り染による鹿の子の意匠が表情深い、
総絞りのステキな訪問着のご紹介でございます。
一からお誂えいただきますとお仕立て代もかさみますので、
こういった中古、新古品は掘り出し、珍しいデザインや
ほしかったブランドのお着物がオネウチに
手に入るチャンスかと存じ上げます。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
絞り染―
生地を小さくつまんで一つ一つ糸括りで防染し、浸して染める絞りの技法は、
飛鳥・奈良時代より受け継がれる日本を代表する伝統の染め技法です。
最高の贅沢品とされた『総疋田絞り』は、振袖ともなると18~20万粒もの
括りがあり、熟練の方でも一年半ほどの時間が必要とされる技法です。
その贅沢さを演出しようと、染めで疋田を表現することもございますが、
絞り染めによる風合いにかなうものではございません。
今回ご紹介のお品は、染め上がりが子鹿の背中の模様に似ていることから、
一般に「鹿の子絞り」として知られる、絞り染めの中でも代表的な技法に
小帽子絞りなどの技法を併用し染められた訪問着となっております。
やわらかな光沢を宿す紋綸子地に広がる一面の鹿の子紋。
おだやかな薄若竹、薄青丹(あおに:やや黄色みの
くすみの抹茶系の色)、薄朱鷺、薄黄色などの
優彩の暈し地をベースに、鹿の子紋様と菊花の重なりが
バランス良く染めあしらわれております。
絞りの凹凸に光の加減で生まれる陰影が、
着姿に奥行きをそえてくれることでしょう。
こういったお品ははやりすたりもございませんし、
ご年齢を問わずにお召しいただけますので大変重宝して
いただけるお品かと存じ上げます。
手仕事ならではの暖かさや味わいが生み出す、
奥深い豊かな表情を、どうぞご堪能くださいませ。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈161.5cm(適応身長156.5cm~166.5cm) (4尺 2寸 6分)
裄丈65.5cm (1尺 7寸 3分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 1分)
前巾24cm (6寸 3分) 後巾30cm (7寸 9分)
◆八掛の色:白緑・本紋地紋
※絞り染の性質上、色の濃淡、絞りの目が均一でない箇所がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、フォーマル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。