日本の紬織物の故郷、久米島…
「久米島紬」と言えば、織物ファンの憧れのきもの。
今回はなんと、その久米島紬の無地の創作帯でございます。
ユウナ染めのまろみのある着姿をぜひともご堪能くださいませ
「久米島紬」は、15世紀後半に「堂之比屋」という人物が中国に留学し、
養蚕の技術を修めて絹織物を織り始めたのがそのはじまりです。
以降日本の紬絣技法は、久米島を起点に発達・伝播したとされております。
久米島紬の特色は、分業しないこと。
意匠、糸括り、染料づくり、染め、織り…
すべての工程を一人の織り手さんがこなしていきます。
長い時間と手間ひまかけて制作されるからこそ、
ふんわりと豊かな風合いと天然素材からなる柔らかなお色合いが生まれます。
今回ご紹介のお品は近年大変人気の、ユウナ染め糸を用いた創作品。
穏やかな絹鼠色の無地。
天然染料で染められたお色は、無限の奥行きを増すように…
一生どころか、世代を超えて愛用いただけるすばらしい創作帯でございます。
とりわけユウナの久米島は素敵です。
現代の感性に、本当にしっくりくるおひとつ。
泥染めの茶もその味わいが良いのですが、
どうしても民芸味が強く感じられるところ、
ユウナのグレーは、実に洗練の佇まいがございます。
各地の織のお着物にあわせて、趣味高い装いをお楽しみいただきたく思います。
紬ファンにとって、久米島紬は、憧れとも言えましょう。
大自然の育む久米島のあたたかい心。
どうぞ末長く大切にご愛用くださいませ。
絹100%
長さ約3.65m(お仕立て上がり地)
ユウナ染
本場久米島紬
◆特別価格でのご紹介のため証紙類は撮影しておりませんが、
工房オリジナルの証紙もついております。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など