◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので、仕付け糸もついたままの美品でございます!お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
彩芸展彩芸賞授賞作家【大東久恭】氏による、
白山工房の本場牛首紬に一珍染めを施した特選袋帯のご紹介です。
氏の作品で牛首紬の帯は今回が初のご紹介となります。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、年間生産量が一番少ないものが牛首紬です。
双子の蚕(玉繭)から取れる希少な糸だけ用いるため、織り上げは年間数百反のみと言われております。
白山山麓、白峰村に今も織り継がれる牛首紬。
加賀の国、白峰村一帯の集落は、古くから自然の玉繭を原料に、手機紬が織られてまいりました。
しなやかで強くシワになりにくく、かつ独特の地風と、光沢の素晴らしい風合いの耐久性に優れた牛首紬は、
釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
シャッシャッという心地よい絹鳴りのする紬地。
濃鼠色と灰梅色に染め分けたその地には、
一珍染の風合いが趣深い桜の花意匠を染め上げました。
一珍染めとは、桃山時代に生まれた染技法。
一珍とは防染糊のことで、もち米を主体とした友禅に対して、主原料は小麦粉と石灰。
これを糊状にした一珍糊を先金を付けた筒紙に詰め、
そのまま生地に筒描きし乾いたのち生地を斜めに引っ張り糊をうかせてはがします。
すると、表面にひび割れのような文様が浮かび上がります。
ひび割れによる独特の味わいが職人さんの手仕事を感じる作品です。
素材の素晴らしさと染めの美しさ、両方を味わっていただける逸品です。
創作力の高い作品でございますので、同じ帯姿に会われることもまず、ないかと思います。
お色柄、地風ともに大変素敵なお品です。
お手元でご愛用いただける一品となりましたら幸いでございます。
絹100% 長さ約4.4m
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、ご旅行、街着など
◆合わせるお着物 洒落訪問着 色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。