◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、おおむね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
抜群の良色、良柄。
日本工芸会正会員【 小倉淳史 】氏による
絞り染にてお柄があしらわれた洒落袋帯のご紹介です。
本品のような塩瀬地の洒落袋帯は創作数が極わずか。
大変珍しいお品でございます。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
ご存知、辻ケ花の小倉一門。
小倉家は京都の染色工芸を代表する歴史ある名家。
淳史氏は『辻ヶ花の建亮』、『絞りの建亮』と名高い
父・小倉建亮氏の長男として生まれ、子供の頃から
身近に着物や筆、染料のある環境で14歳にして
最初の染色作品を制作されたそうです。
30歳代からは重要文化財を含む染織文化財の復元、
修理に幾度も携わり経験を積まれました。
また、毎年日本伝統工芸展に最新の絞り染作品を出品、
高い評価を受けられております。
淳史氏の持つ、室町時代の絞り染から
現代の染色作品にいたるまでの幅広い知識と技術。
その作品は『現代女性が着用して美しい着物』がコンセプト。
今回ご紹介の本品は古典をベースに、力強さが感じられる
斬新なデザインの染袋帯。
さらり、しなやかでやわらかな質感の塩瀬地。
コーディネートしやすいオフホワイトの塩瀬地に、
くっきりとした貝紫色とグレーの絞り、金彩にて
波濤に翔鶴が大胆に染めあしらわれて…
趣味性高い、センスあふれる帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
お色柄、地風ともに大変素敵なお品です。
お手元でご愛用いただける一品となりましたら幸いでございます。
【 小倉淳史 プロフィール 】
1946年 京都生まれ
1975年 第22回 日本伝統工芸展 初入選
1981年 第2回 全国青年伝統工芸展 最高賞 受賞
1984年 京都府主催 「和の6人展」出品
1986年 個展 「絞り一化生」 大阪:高宮画廊
個展 「絞り一化生2」 東京:千疋屋画廊
1989年 日本工芸会 正会員に認定される
パリ展「美は東方より」(染技連)
1991年 個展 「墨色の情景」 東京:赤坂遊ギャラリー
1993年 第30回 日本伝統工芸 染織展 日本工芸会賞 受賞
個展 「四季.彩」 東京:赤坂遊ギャラリー
1996年 個展 「身辺を彩る愛しき生命」 東京:赤坂遊ギャラリー
1997年 第34回 日本伝統工芸染織展 日本経済新聞社賞 受賞
1998年 紺綬褒章 受章
2001年 「日本の絞り」小倉家一門展 ドイツ:ライス・ミュージアム
2003年 第32回 日本伝統工芸近畿展 京都新聞社賞 受賞
2005年 第39回 日本伝統工芸染織展 日本工芸会会長賞 受賞
2007年 NHK「美の壺」-File71・絞り染め-出演
2008年 個展「雨を聴く、陽を語る」東京:銀座洋協ホール
2009年 第43回 日本伝統工芸染織展 日本工芸会賞 受賞
2010年 個展「纐纐颯爽」 大阪:高宮画廊
2015年 第49回日本伝統工芸染織展 文部科学大臣賞 受賞
2018年 第65回日本伝統工芸展 文部科学大臣賞 受賞
2019年 2月 京都府指定無形文化財『絞り染』保持者に認定される。
2020年 第54回 日本伝統工芸染織展 文部科学大臣賞 受賞
絹100%
長さ約4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:袋縫い
※絞り染の性質上、色の濃淡がございます。
風合いであって難ではございません。その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。