風合い、デザイン、織り表現。
手に触れた瞬間に上質と分かる、
ご存知西陣は河瀬満織物さんによる、
特選両面本袋帯をご紹介いたします。
しかも…
今回ご紹介のお品は、表裏で違うお柄を織り出した、
両面でお使いいただける一本でございます。
なんと贅沢。
通常このようなお値段でのご紹介はまずもってございませんので、
お値打ちのこの機会を、どうかお見逃しなきよう!!
お早めにお求め下さいませ。
★お仕立て上がりの中古品として仕入れてまいりました。
着用シワが残っておりますが、
汚れや焼けといった難は見受けられません。
織り上げた西陣の織匠は「河瀬満織物」。
専門店向けの誂え品などを織り上げられており、
西陣問屋間でも多くの取引がございません。
まさに隠れた老舗と言われる機屋さんです。
まずお伝えしたいのが、この極上帯地の風合い。
しっかりとした生地質かと思われがちですが…
手に触れた瞬間、思わず「わぁ!」と声を上げてしまうほどに、
しっとりとしなやかな風合いに織り上げられており、
お締めになられた方のお体にそっと寄り添うような、
優しさが伝わってまいります。
そのこだわりの地を両面使用して、
二通りのお柄が織り出されました。
表地に織り出されたのは「網目模様」と題された意匠。
いぶしたような白銀の箔にゆらぐような金と銀のラインが
網目模様を組み上げます。
なんともモダンで洗練された仕上がりです。
小さな葉を付けた、洒落市松のお柄が織りあらわされました。
箔糸や金銀糸、さりげなく込められた色糸のあしらいなど、
それら加工の小さな違いがお柄に深みを生み出し、
豊かな表情を感じさせます。
そして裏地に織り出されたのは、
「有職模様―桐竹鳳凰紋」と題されたお柄行き。
煤色のキリリとシックなお色をベースに、
マットに艶めく箔糸を込めて、
桐竹鳳凰に意匠が織りあらわされました。
所作によって箔が揺らめき、時に格高い光沢を放ち、
また時に引き込まれるほどの影となって、
シンプルなお柄行きながらも、
帯地全体を豊かな立体感で飾るかのようです。
良き物を締める喜びを、
お体全体でご実感いただけることでしょう。
ぜひともお手元にてご堪能くださいませ。
脈々と繋がる西陣の技と心意気。
どうかお見逃しなきようお願いいたします。
絹100%(金属糸風繊維のぞく) 長さ4.54m
本袋 柄:六通柄
河瀬満織物謹製(みつる帯)
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 茶席、コンサート・観劇、パーティー、ディナー等
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地 織きもの等
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。