◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます!お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
着物通のうなる逸品。
芸術性溢れるお柄行が魅力のひと品を仕入れてまいりました。
皆様ご存知の通り、日本で一番古い機屋、紋屋井関・御寮織の高級袋帯を仕入れてまいりました!
この品格溢れる面持ち…
限られた場所で、限られた方にだけ販売される最高級品。
御仕立て上がりならではのお値打ち価格でのご紹介でございます。
お目に留まりましたら、この機会をお見逃しなくお願いいたします。
1200年前の平安京の誕生以来、西陣織は宮廷織物師たちによって育まれてきました。
その中でも特に「紋屋井関」の名前で呼ばれていた井関家は、西陣の紋織創始者を遠祖にもち、室町時代の末期に御寮織物司として任命された六家のうちのひとつとして知られております。井関家は、その優れた技術と意匠によって、御寮織物司を代表する一家となっていきました。
1571年(元亀二年)大舎人座31家の中から御寮織物司6家の筆頭に任命されました。
井関家…屋号を紋屋
和久田家… 絹屋
小島家… 不詳
中西家… 織屋
階取家… 錦屋
久松家… 織物屋
明治維新まで300年間、そして現在まで改姓、絶家せずに続くのは井関屋のみ。
公家の山科家・高倉家を通じ天皇家の御衣装束の調進に当たりました。
御所御用は特権的栄誉でありますが、かなり厳しかったようです。
時代の流れにともなって「御寮織物司」という制度はなくなりましたが、紋屋井関はその伝統を現代にも引き継いでおります。
禁裏装束の復元といった文化事業にも協力を惜しまないその姿勢は、
西陣織文化の守り神のような存在といっても過言ではありません。
磨き抜かれた技と豊かな歴史とが巧みに織り込まれた西陣の伝統。
そのすべてが手織りであることはもちろん、ひとりの職人が織りものの組織を把握し、
一人前に織りこなすようになるまでは20年もの修練を必要とします。
禁裏装束の基本ともなる有職文様などの古典的な織柄も、
このようにして代々受け継がれ現代によみがえっています。
しなやかな織り上がりの帯地は、シックな黒色を基調に。
お柄には葡萄鼠、利休鼠、白鼠色の絹糸で渦巻くような創作意匠を織表しました。
受け継がれる伝統。
風格満ちた後ろ姿を作ります。
また、お手にとっていただければお分かりのように、
密な打ち込みの織味ながら信じられないほどしなやかで、斜めの伸縮性に富み、
横には伸びないという復元力の強さ。
締めやすくシワになりにくい地風です。
素材を吟味し、決して妥協せず、延々と受け継がれる織技術で丁寧に作り上げられた帯。
紋屋井関の袋帯は、帯としては逸品中の逸品で、
室町界隈でもほとんど流通いたしません。
銀座の一流の呉服店でしか通常お取り扱いのないお品ですが、
ご縁があって特別にこの場でご紹介させていただくことができました。
代々と受け継いでゆける、いえ受け継いでゆくべき至高のひと品。
自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただけましたら幸いです。
絹100% 長さ4.4m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。