もう生み出されることのない逸品…
西陣老舗の織りどころ「黒瀬織」さんの、
素晴らしい手仕事による、確かな気品香る綴れ袋帯をご紹介いたします。
黒瀬織さんは『証紙番号158番』という数字からも
お分かりいただける通り、
西陣の中でも老舗の機屋さんでいらっしゃいました。
が、残念ながら現在は機をたたまれてしまっており、
もうこのような素晴らしい作品が創作されることはございません。
元々流通量が非常に少なく、
ここ、きもの市場においてもご紹介の機会は、
過去10回にも満たないほど。
★また本品は、未仕立てのお品ではございますが、
一度他の方のお手元に渡り、
お仕立てされず、そのまま手放されたお品となります。
汚れや焼けといった難は一切見受けられず、
新品同様、大変状態の良いお品です。
正規ルートですと、
決してこのようなお値段ではご紹介できません!
本当に本当にお値打ちです!
お目にとまりましたら、どうかお見逃しなきようお願いいたします。
地は白みを多く含んだアイボリー砂金綴れ地。
動く度にキラキラと広がる繊細な煌めきに、
薄手でありながらもしっかりとしたハリのある地風が、
目に肌に上質をまとう喜びを感じさせてくれます。
そのこだわりの地に織り出されたのは、
「御倖の宮」と銘打たれた、なんとも雅やかなお柄行き。
現在の京都伏見は桃山に位置する「御香宮」の意匠です。
神功皇后を主祭神とし、神話の伝承から安産の神様として、
京都はもとより、日本各地からたくさんの人々が訪れています。
雲と花々の合間からは、牛車を引く公家たちの姿が見え、
当時の華やかで美しい風情が、
手に取るように大変良く伝わってまいります。
一瞬染め過渡思うほどの、繊細優美な表現力。
近くで見て、遠くで見て、決して飽きることはございません。
上品であるのに、そっと内からあふれ出るような華やぎは、
丁寧に作りこまれた意匠だからこその表情なのでしょう。
良き日を飾るに相応しい逸品の作品を、
ぜひともお手元にてご堪能いただきたく存じます。
どなた様も、どうかお見逃しなきようお願いいたします。
絹100%(金属糸風繊維のぞく) 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
柄:お太鼓柄 耳の縫製:かがり縫い
西陣織工業組合証紙No.158黒瀬織謹製
※残念ながら、現在は機をたたまれていらっしゃいます。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、茶席、
ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添い等
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地