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清水寺周辺の定番観光地4選!着物を着て巡りたいおすすめスポット!

清水寺周辺の定番観光地4選!着物を着て巡りたいおすすめスポット!

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清水寺は、京都旅行に行くなら誰もが一度は訪れたい観光地。清水寺の周辺には風情があり見どころのある観光地が多く、着物で巡るのにもぴったりです。今回は、清水寺周辺の定番観光地とそれら地域に合わせた着物をご紹介します。

着物の似合う風情ある観光地~清水寺周辺~

「清水の舞台から飛び降りる」のことわざで有名な清水寺。清水寺は、京都旅行に行くなら誰もが一度は訪れたい観光地です。

清水寺の周辺には、見どころのある観光地が多く着物で巡るのにもぴったり。今回は、清水寺・清水寺周辺の定番の見どころ観光地と、それら地域に合わせた着物をご紹介します。

京都初心者におすすめの観光スポット

人気の観光地として名高い清水寺周辺には、京都らしい風情のあるお寺や建造物、街並みが多くあります。

今回ご紹介するのは見どころあふれる観光スポットばかり。清水寺を訪れる際には、こちらを参考に巡ってみてはいかがでしょうか。

観光スポット1 清水寺

清水寺

国宝と世界遺産に登録されている清水寺は、『音和山清水寺』がその正式名称です。

清水寺の一番の見どころといえば、やはり「清水の舞台」でしょう。とはいえ舞台がある本堂以外にも、仁王門、三重塔、音羽の滝など見どころある名所が複数あるため、訪れた際にはぜひそれらもご覧になられてはいかがでしょうか。

自然に囲まれている清水寺は、いつの時期にも美しい風景が広がっています。なかでも特におすすめの季節は秋。秋には、紅葉で赤く染まった山々に囲まれた美しい清水の舞台が見られます。

アクセス 清水五条駅から徒歩約20分or約25分
拝観料 大人:400円
小中学生:200円
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬から12月上旬

観光スポット2 清水坂

清水坂

清水坂は、清水寺の参道で、観光のメインストリートとなっています。

常に多くの観光客・参拝客で賑わっており、清水坂の両側には趣のある店構えも見どころなお土産屋さんが多数並んでいるため、散策するだけでも楽しめます。

ひとつ注意点として清水坂はやや急な坂道となっているため、動きやすい着物を着て巡るのがおすすめ。着慣れた着物ですと快適に観光を楽しむことができるはずです。

また清水坂は石畳で道が作られており、夏場は暑くなります。その意味でも、少し涼しくなった紅葉の季節に訪れることをおすすめします。

アクセス 京都市バス・清水道から降りてすぐ
京阪清水五条駅から徒歩約15分
費用 無料
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬から12月上旬

観光スポット3 八坂の塔

八坂の塔

京都東山のシンボル的な存在のひとつである八坂の塔。

『法観寺』という正式名称を持つ八坂の塔は京都でも屈指の歴史の古さを持ち、一説では聖徳太子が建てたとも言われています。

また周りの建物と比べてひときわ背の高い建物となっているため、京都の街並みと相まって、大変美しい風景を作り出しています。

見どころの季節は、紅葉シーズンの夕暮れ時。紅葉シーズンの夕暮れ時には、幻想的な八坂の塔が見られます。ぜひ一度、この季節を狙って八坂の塔を訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス 京都駅から京都市営バス100, 206号系統「東山安井」下車後すぐ
四条河原町から京都市営バス207号系統「東山安井」下車後すぐ
拝観料 中・高校生以上:500円
※五重塔の拝観は、別途400円必要
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬から12月上旬

観光スポット4 建仁寺

建仁寺

京都市東山区にある建仁寺は、禅の教えを伝える京都最古の禅寺です。日本に初めて臨済宗を伝えた僧・栄西によって開かれた禅寺であり、1202年に建立されました。

この建仁寺の見どころは何と言っても、巨匠たちによって作られた作品の数々。建仁寺の境内には、至る所に多くの作品が展示されており、美しい庭園も観られます。

なかでも一番の見どころは建仁寺・法堂の天井に大きく描かれた『双龍図』で、畳であらわすと108畳にもなる大きな天井に、水墨画で描かれた圧巻の龍を眺めることができます。

また国宝の『風神雷神図屏風』も建仁寺所蔵であることをご存知でしょうか。本物は京都国立博物館に寄託されていますが、建仁寺でもレプリカが飾られているので、ぜひご覧になられてください。

そんな建仁寺も、見どころあふれる紅葉の季節に行くのがおすすめ。境内の枯山水式の庭園内に植えられた木々が赤く染まった秋の景色は、時を忘れさせるほどの美しさです。ぜひ清水寺周辺を訪れた際には、建仁寺への観光もしてみてください。

アクセス 京阪本線・祇園四条駅から徒歩約7分
阪急電車・河原町駅から徒歩約10分
拝観料 大人:600円
中高生:300円
小学生:200円
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬から12月上旬

観光スポット5 八坂庚申堂

八坂庚申堂

フォトジェニックな場所として、若い女性を中心に人気の高い八坂庚申堂(やさかこうしんどう)。正式名称は『大黒山 金剛寺 庚申堂』です。

八坂庚申堂は、「庚申の日に徹夜して眠らず、身を慎めば長生できる」という「庚申信仰(こうしんしんこう)」の中心的な仏像「青面金剛(しょうめんこんごう)」を、一般の人でもお参りできるようにすることを目的に建てられました。

八坂庚申堂の見どころは何といっても、カラフルな見た目が可愛い「くくり猿」

お手玉のような見た目をしたカラフルな「くくり猿」が境内に吊るされており、手足をくくられて動けない猿の姿をあらわしています。走り回る猿を人間の「欲望」に例え、猿が手足をくくられて動けない=欲望を抑えるという意味を持つそうです。

願い事を叶えるためには欲望を抑えることも必要、という意味を持ち、このくくり猿に願い事を書いて吊るすことで「一つ欲を我慢することで願い事が一つ叶う」と言われています。八坂庚申堂に来た際にはぜひご覧になってみてください。

八坂庚申堂は梅の季節か紅葉の季節に行くのが良いでしょう。綺麗な紅白梅や紅葉と、八坂庚申堂内に吊るされているカラフルなくくり猿の光景が美しいですよ。八坂庚申堂を訪れて、これらの見どころを楽しんでみてください。

アクセス 阪急電鉄・京都河原町駅より徒歩約20分
京都駅から京都市営バス100号系統「清水道バス」下車後徒歩5分
拝観料 無料
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬から12月上旬

2021.03.30

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清水寺周辺に着物で行くなら?

清水寺周辺地域は風情のある観光地が多いため、着物で巡るのにはぴったりな場所です。そして観光をするなら、一番に紅葉の季節が見どころ。

紅葉の時期である11月中旬から12月下旬に着る着物は袷(あわせ)です。袷は、胴回りや裾、袖などといった部分に裏地がついたお仕立て方をする着物のこと。

ここからは、清水寺周辺を観光する際におすすめしたい袷の着物をご紹介していきます。

小紋/桑茶色

伊勢型写・江戸小紋|京都きもの市場

伊勢型写・江戸小紋|京都きもの市場

1つ目に紹介したい着物が、桑茶色の江戸小紋です。

江戸小紋とは、細かい模様が全体的に入っている着物のことで、遠目から見れば無地に見えるほどの着物です。かつては身分が高い武士ほど細かい模様の着物をまとったため結果として高度な染色技術が発達し、このような経緯から、繊細な模様の江戸小紋が誕生したとされています。

また、江戸小紋には多くの柄ゆきが存在し、季節を問わないものや季節に合ったものを選べる点も魅力のひとつ。わびさびを感じられる観光地が多く存在する清水寺周辺に行く際は、落ち着いた桑茶色の小紋がぴったりです。

小紋/紅藤色

2つ目に紹介したい着物は、趣味高い紅藤色の染め紬の小紋です。

随所に節感を浮かべた柔らかな風合いの結城紬地を、匂やかな紅藤色に染め上げました。全面にたたき染めを施した上に木版画のような穏やかな印象の唐花意匠が染めあらわされています。

唐花は、中国から伝わった文様のひとつ。特定の花をあらわすのではなく、唐風の花全般のことを指します。センス良く、またしなやかに女性らしい印象のこちらの着物を着て、清水寺周辺を観光してみてはいかがでしょうか。

大島紬/飴色

本場色大島紬「朧格子文」|京都きもの市場

本場色大島紬「朧格子文」|京都きもの市場

3つ目にご紹介したい着物は、大島紬です。

大島紬とは、 奄美大島(鹿児島県)を本場生産地(発祥の地)とする絹織物のこと。約1,300年の歴史を誇る日本の伝統的工芸品です。

高級絹織物としても有名な大島紬は、京都の街並みにも似合う着物と言えます。大島紬は裾さばきが良いため歩きやすく、何より軽いので長時間の移動でも疲れが出ません。移動の多い旅行にも最適な着物です。

また飴色の着物は、風情のある清水寺周辺を巡るのにもぴったり。高級感あふれる大島紬の着物を着て、京都・清水寺周辺を巡ってみてはいかがでしょうか。

2022.02.01

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着物を選ぶなら京都きもの市場

京都きもの市場では、さまざまなシーンに合う数多くの着物をラインナップしています。

見どころあふれる清水寺周辺の観光をする際には、ぜひお気に入りの一枚を。みなさまが着たいと思える着物が、きっと見つかりますよ。ぜひ観光を楽しんでください。

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