商品番号:1561361
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
確かなシボ感を備えた織の風合いと、
スッキリとした地色に浮かぶシンプルなデザインの本塩沢に
淡い地色にモノトーン調の柄をカチン染めで描いた
塩瀬九寸帯を合わせて。
スッキリと淡い本塩沢を、粋な染帯で飾る
単衣のカジュアルコーディネートのご提案です!
セットならではのお値打ち価格でお届けいたしますので、
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
(着物)
しなやか且つさらりとした風合いで織り上げられた絹地。
淡い白鼠色をベースに、藤色とグレーの濃淡を込めて
全体に「ぼかし間道」柄を織り上げました。
シンプルなデザインと使いやすい配色で、末永くご愛用いただけるお品です。
(帯)
穏やかな灰白色を基調とした塩瀬地。
トロンとした手触りが特徴の染帯地には、
墨色と黒鳶色の濃淡を込めて、「辻ヶ花間道」の創作柄を
カチン摺りの技法によって表しました。
随所に金彩を加えて、粋な印象に仕上げた上質の趣味帯です!
【商品の状態】
(着物・帯ともに)
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
【カチン染について】
「かちん」とは「墨」のこと。
墨を用いた線描き技法で桃山時代に確率したとされる。
木賊を何本か束ねて焼き、炭にしたものを
カチン棒と言い、カチン棒を水に溶いた染料で
染めた物が本来のカチン染である。
現在は木賊を用いた原料の製作技法が途絶えた為、
代替品として墨が用いられている。
筆で手描きをするカチン描き(訪問着や染帯が主流)と
型紙を用いて刷毛ですり染めを行うカチン刷り
(小紋などに多い)がある。
中世にはカチンと言う響きに縁起の良さを感じ
多くの戦国武将達がカチンの着物を勝負服として
愛用したと言われている。
残念ながら江戸時代中期に友禅染が誕生すると
段々と衰退した。
【着物】
表裏:絹100% 縫製:手縫い
居敷当て無し・背伏せ付き
ガード加工済
【帯】
絹100% 長さ約3.7m
◇六通柄
身丈(背より) | 166cm (適応身長171cm~161cm) (4尺3寸8分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 9月~10月(秋単衣の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 女子会、街着、ランチ、行楽など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。