商品番号:1561074
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
日展作家【 川島睦郎 】氏の世界を帯に織り現した、
西陣の織元、都(みやこ)謹製の九寸名古屋帯のご紹介です。
マットに艷めく引箔地に、秋の風情溢れる柄を込めた一条は
付下げから、色無地、小紋や御召などとのコーディネートでお楽しみくださいませ。
ワンランク上の和姿に。
この機会、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【色・柄】
名古屋帯としては珍しい高級帯の代名詞、引箔(ひきばく)が施された帯地。
帯地に和紙に張り合わせた金銀箔を一本一本織り込んでゆく高度な織り技法です。
未仕立ての状態でしたら帯地の耳に出た箔糸で引箔であることが良くわかります。
地色は淡いグレーをベースにマットな白銀の艶めきを感じる中、
秋の風情ある「紅葉」の柄が織り成されました。
青々とした葉と紅く染まった葉が合わさって、
絹艶の美しさも感じて頂ける、上質の一条でございます。
デザインセンス、カラーセンスともに秀逸なお品。
帯姿に日本画にも通ずる柔らかな華やぎを演出してくれることでしょう。
【川島睦郎氏 プロフィール】
1940 京都市に生まれる
1961 日展初入選
1962 京都市美術大学日本画科卒業
1971 日春展日春賞(同72、71外務省買上)
1976 日展特選(同78)
1981 イギリス、フランス、イタリアへフレスコ画研修旅行
1986 日展審査員
1992 バルセロナ日本美術展出品
1995 京都企画展シリーズ「日本画 川島睦郎展」
1996 日展審査員
1998 第1回NEXT展出品(以後毎年)
2000 京都府企画30周年記念展出展
2002 個展(三越/東京・名古屋)
日展審査員
2003 個展(高島屋/京都・岐阜・大阪)
日展評議員
【 西陣 都(みやこ)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ約3.7m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.385 都謹製
※おすすめ帯芯:綿芯 ◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月~11月(秋単衣から袷:秋)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン お茶席、観劇、コンサート、街着、カジュアルなパーティーなど。
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。