商品番号:1559789
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
琉球王朝時代から続く首里織の中でも、
格調高い美を誇る花織。
その伝統を支え、人間国宝でありました故・宮平初子氏の技を受け継いだ
宮平一夫氏による逸品を仕入れて参りました。
手花織ならではの緻密で立体的な織り表現は、
単なる装飾を超えた工芸美を感じさせ、織り手の息遣いまでも伝わるような温もりを纏っています。
沖縄の陽光を思わせる鮮やかな色彩と、花織特有の立体文様が織りなす景色は、
見るほどに心を奪う格別の存在感。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな帯地は黄金を思わせる豊かな黄土色。
その上に彩り豊かな絹糸で花織が規則正しく浮かび上がり、
まるで陽光に輝く宝石を連ねたかのような印象を与えます。
幾何学的な配置に込められた文様は、首里花織の典型ともいえる精緻さと品格を備え、
近くで見ると織りの立体感が際立ち、遠目には華やぎと調和を感じさせます。
人間国宝の系譜を受け継ぐ作品として…
お手元でご愛用頂けますと幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まり、行楽など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。