商品番号:1558027
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
京都市内の北方、北山の麓に位置する西加茂。
貴船、鞍馬の山間部から
京都市中に清水を運ぶ賀茂川を挟んで西に位置するこの地域に
アトリエを構える『齋藤織物』。
祇園町の芸妓、舞妓の花柳界をはじめ、
料亭の女将や茶道・華道などの世界でも
多数のご贔屓を抱えていることで知られる
一流の呉服店『ぎをん 齋藤』の
多種多彩な帯の制作を手機にて請け負っております。
その齋藤織物の手織九寸名古屋帯のご紹介です。
織の中に溶け込むように浮かび上がる意匠は、
和装における引き算の美を体現した一条であり、
着る人の品格を静かに際立たせてくれます。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
浮かぶ経節が味わい深い…
光にかざせばそっと透け感をみせる…まるで羽衣のような手触り。
穏やかな薄茶色の帯地には銀糸が全体に織り込まれ、
繊細な煌めきを放っております。
素朴さと上質が共存するその地には、
淡い金糸やパステル調の色糸で織り出された唐草文様が、横段にそっとあしらわれております。
垂飾を思わせる繰り返しの意匠が、リズムを奏でるように配され、
華やかすぎず、しかし印象に残る――
まさに「大人の洒落帯」と呼ぶにふさわしい面持ちです。
ぎをん齋藤ならではのセンスと技を、ぜひ帯姿でご体感くださいませ。
【 齋藤織物について 】
創業は天保年間、
百七十年の歴史をもつ祇園を代表する高級呉服店『ぎをん齋藤』。
祇園町の芸妓、舞妓の花柳界をはじめ、
料亭の女将や茶道・華道などの世界でも多数のご贔屓を抱えていることで知られる一流の呉服店です。
そのぎをん齋藤のイメージを形にし、
帯制作として自社製造織元で生み出してらっしゃるのが、齋藤織物。
斎藤織物の物づくりの根底には、徹底的に素材にこだわり、
人間の手のぬくもりが感じられる技術が流れています。
おいしい料理には新鮮な食材が必要なように、
帯作りにもいい素材が必要です。
かなりのこだわりを持ったグルメが増えていますが、
着物通の方でも、 帯の素材にまで
こだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。
斎藤織物の素材へのこだわりは、
世界中どこへでも探しに行くほどの徹底ぶりです。
例えば、中国やブラジルで養蚕された繭をブレンドし、
機械で製糸した絹糸と、滋賀県浅井町で手製糸した絹糸では、
風合いや発色においても大変大きな差が生まれるなど、
徹底的に素材を研究し、最高の帯を作り上げることを使命としています。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、音楽鑑賞、お食事、趣味のお集り、お出かけ、パーティーなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。