商品番号:1557499
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
お探しの方も多いことでしょう。
ご紹介の機会の少ない老舗で名門中の名門のお品を仕入れてまいりました。
伝統を築き、新たな和の文化を創っていく…
伝統を今に受け継ぐ町、京都において、
今も昔も感性あふれる染と織りの美を発信し続けている、
千切屋(ちきりや)より、訪問着をご紹介致します。
正統派フォーマルの一枚を大変お値打ち価格で仕入れることが叶いました!
今回は『ぎをん齋藤』の帯制作を担っているの【齋藤織物】の別注袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 色柄 】
[着物]
上品な桜色を基調とした絹地。
意匠には遠山や瑞雲を背景にした
扇草花文様が表現されました。
大人女性の優雅と洗練を演出して、
澄んだ空気感を伝える仕上がりでございます。
[帯]
この圧倒的な迫力…
筆舌に尽くし難いというのはこの帯のことを言うのでしょう。
お手を触れていただければおわかりいただけることと存じます。
生経(きだて:生糸の経糸)の、なめらかかつしなやかな帯地。
深い黒色の地には
ボリュームたっぷりの唐織にて織り出された、
大きな葡萄図のデザイン。
金糸の濃淡に、白のみで織り出された、
見事な葡萄模様の迫力。
だるま糸を使用しておりますので、
通常の絵緯糸に比べて太く、絹艶が良いことがお分かりいただけることでしょう。
この佇まい、言葉だけではお伝えしきれません。
是非お手元で、その目で、その手で確かめていただきたく思います。
【 齋藤織物について 】
『ぎをん齋藤』は創業が天保年間、現当主で八代目となる斎藤貞一郎氏が率いる、
百七十年の歴史をもつ老舗呉服屋の自社製造織元となります。
そのぎをん齋藤のイメージを形にし生み出してらっしゃるのがこの齋藤織物。
斎藤織物の物づくりの根底には、徹底的に素材にこだわり、
人間の手のぬくもりが感じられる技術が流れています。
おいしい料理には新鮮な食材が必要なように、帯作りにもいい素材が必要です。
かなりのこだわりを持ったグルメが増えていますが、着物通のかたでも、帯の素材にまでこだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。
斎藤織物の素材へのこだわりは、世界中どこへでも探しに行くほどの徹底ぶりです。
例えば、中国やブラジルで養蚕された繭をブレンドし機械で製糸した絹糸と、
滋賀県浅井町で手製糸した絹糸では、風合いや発色においても大変大きな差が生まれるなど、徹底的に素材を研究し、最高の帯を作り上げることを使命としています。
ここまでこだわった作品だからこそ、
人々の心をとらえて離さない魅力が生まれるのでしょう…
現在では国が文化財としての価値を認め、
たれ先に『文化庁文化財保存技術指定』と織り込みが誉れの証。
家宝にしていただいても、もちろん結構なひと品ということです。
【 千切屋について 】
千切屋の創業は享保10年、徳川吉宗の時代。
現在の所在地において、裃、ふろしき、麻などを商ったことがその始まりです。
以来、こんなにも長い時を越えて老舗として生き残ってきたのはなぜなのか。
それは本物と呼べる確かなお品を創作し続けられ、
いつの時代にも人々が求める呉服として、提供してこられたからでしょう。
たとえば明治期に業界のトップを切って新柄陳列発表会を開催し、注目を浴びるなど、
常に品質と技術の研鑚に努め、取扱品目の開発と社業の発展に努めてきました。
現在では、高い信頼のもと、全国の有名百貨店、小売専門店と
密着した連携を保ちつつ、総合呉服商社として積極的な活動を展開しています。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[着物]
絹100%
たち切り身丈180cm 内巾36.5cm(最大裄丈69cm 肩巾袖巾34.5cm)
[帯]
絹:100% 金属糸風繊維糸以外 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
齋藤織物謹製
耳の縫製:かがり縫い ※おすすめ帯芯:綿芯都
帯のお柄付:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、など。
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。