商品番号:1556651
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
ふと見上げた蔓の葉が夕陽を透かし、風に揺れる。
その情景をそのまま絹に閉じ込めたような、
涼やかで幻想的な表情。
透け感のある絽の生地に浮かび上がる葉と実の姿は、
見る者に涼と静けさ、そして奥ゆかしい季節の彩りを伝えてくれます。し
っとりとした大人の夏の装いに、ひとしずくの詩情を添えるようなひと品です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな絽地は白藍色から青緑色へと柔らかく暈し染めて。
その上に葡萄蔓模様がたおやかに枝を伸ばし、
ところどころに実る葡萄が可憐に彩りを添えています。
葉の一枚一枚は写実的に描かれながらも、アウトラインには銀彩を施し、
絽ならではの透け感と相まって、空間に浮かぶような趣を醸します。
葉陰には地紋の葉模様がさりげなくあしらわれ、奥行きと動きのある意匠に仕上がっています。
盛夏の装いに、静かな華やぎと涼を添える絽の付下げ。
お茶席や夕涼みの会、夏の観劇など、品格を求められる場にふさわしい一枚です。
帯次第で柔らかな表情にも、格調高い佇まいにも変化し着る方の感性にそっと寄り添います。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約185cm 内巾37cm (最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、観劇、芸術鑑賞、お付き添い、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。