商品番号:1555901
(税込)
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
いずれは人間国宝になるだろうと噂されるほどの実力を持ちながら、
若くしてお亡くなりになられた…
日本工芸会・正会員であられた、樋口実氏による希少な逸品。
お仕立て上がりでも過去数度のご紹介しか無く、
訪問着となると2度目のご紹介となります。
まさに一期一会。
欲しいと思って手に入るお品ではございません。
どうぞこの機会をお見逃しないようご覧下さいませ。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
着用感もほとんどない美品です
【お色柄】
しなやかな抹茶緑をベースに
メインにはこまかなドットにて
フランス縞のようなラインを染め上げて。。
そして異なる伊勢型をかさねて
中啓扇や流水にたゆたう楓 かわり行儀などの
意匠を訪問着の柄付けで浮かべました
洒落味の中にかもしだされる
品格をぜひ この機会にお手元で
ご照覧ください。
【伊勢型について】
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
【伊勢型紙】はその中で、柄を彫る工程にあたります。
彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…
様々な工程を経て、
職人の魂とも呼べる型紙、たった一枚の伊勢型紙だけで糊伏せを行い染め上げる、
数ミリずれるだけで仕上がりの印象が変わるほどの繊細な型紙。
更には一部でも破損すれば、永遠に同じものを製作することはできないその緊張感の中での糊伏せ…
一反を染め上げるのに、数多くの職人が、
長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められたその心を…
作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
八掛 利休緑 別誂 雪月花
蔦の縫い紋
身丈(背より) | 165cm (適応身長170cm~160cm) (4尺3寸6分) |
---|---|
裄丈 | 64.4cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 32.2cm(0尺8寸5分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 28.5cm(7寸5分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.2cm(1尺8寸0分) 袖巾34.1cm(9寸0分) 袖丈53cm(1尺4寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事会、お茶席、趣味のお集りなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。