商品番号:1550874
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
夏のフォーマル用の袋帯は毎年希少…
しっかりとした織にて定評のある、西陣の名門
【 まいづる 】の引箔を用い、二重紗にて
風趣なお柄を織り成したワンランク上の夏物の
特選袋帯のご紹介です。
二重紗ならではの表層の紗目からのぞく
二層目の絶妙な箔の表情が幻想的な仕上がりで
盛夏の訪問着や付下、色無地などにあわせて
他にはない表情豊かな帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
まいづるの盛夏の帯の中でも人気が高く、
製織技術の高い二重紗、本袋にて製織されている
『楽文紗』のシリーズですが、製織できる職人さんが
いらっしゃらないため残念ながら今後の織り上げはないそうです。
お探しの方は是非に。
今後どんどん市場に出回る本数も減って参りますので
お早めにご検討くださいませ。
【 お色柄 】
独特のシャリ感を感じさせる軽やかな紗地。
表の一層目は黒紺と黒緑の糸を撚り合わせた
靄状の濃淡をベースに、優彩の色糸と清雅な銀糸を用い、
動きを感じさせる構図で波濤が表現されております。
その紗地を透かして、奥にひそむ引箔を織り交ぜた二重紗の表情。
玉虫色の光沢を浮かべる引箔が織り込まれた紗の層が
透けて見える事で奥行きのある仕上がりとなっております。
さらりと肌に心地よく、程よいハリと柔らかさ。
紗地独特の透けた風合いが夏の装いにこの上ない
涼感を誘うお品です。
【 西陣まいづるについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.29
1907年(明治40年)創業
江戸時代に「松屋」の屋号で禁裏御所
(京都御所)の出入りを許された商家。
江戸時代中期に松屋儀兵衛が近江の国
(現在の滋賀県)より京都に出て、
呉服商を営みはじめたのが始まり。
江戸時代後期には高島屋や大丸と共に
京都の名店としての地位を確立した。
後、松屋七代目・舞鶴正七が西陣の地で
織元として新たに創業。
美しく魅力的な織物を作り続ける事、
世間から必要とされる織物を作り続ける事、
時代の変化に対応した織物を続けていく事を
モットーにものづくりをしている機屋。
主なブランドラインにゴブラン紹巴、
三眠蚕、耀虹螺鈿、琴糸織などの
シリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹85% 指定外繊維(和紙)・レーヨン・ポリエステル15%(金属糸風)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:本袋帯のため耳の縫製はなし
おすすめの帯芯:夏綿芯(白)
西陣織工業組合証紙No.29 まいづる謹製
◆最適な着用時期 6月の単衣の時期、7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地 など