商品番号:1550524
(税込)
【仕入れ担当竹中より】
織のお着物ファンにも人気が高い塩沢紬
その中でもベーシックな蚊絣による塩沢紬のご紹介です。
証紙も揃った確かな1枚です
一からお誂えいただきますとお仕立て代もかさみますので、
こういった中古、新古品は掘り出し、珍しいデザインや
ほしかったブランドのお着物がオネウチに
手に入るチャンスかと存じ上げます。
おめに留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れてまいりましたが
大事に保存されていたのでしょう、
着用感もほとんどない美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【お色柄】
塩沢紬―
経糸に生糸と玉繭糸、緯糸に手紡真綿糸を使用することで、
真綿特有の柔らかさもありながら、生糸の独特の上品さも
合わせ持つ紬。
通常、『塩沢』といえば、独特のシボ立ちの本塩沢が
一般的ではございますが、本品は『塩沢紬』、
同じ塩沢の名を関する織物ですが、生産数が少ないお品。
ふわり、やわらかな質感の紬地。
お色は落ち着いたオフホワイトに薄墨色の
十字絣が一面に
織り上げられております。
ご年齢問わず、流行りすたりなく。
こういったお柄は帯合わせ、小物合わせで
様々に着姿をお楽しみいただけることでしょう。
どうぞこの機会をお見逃しないよう…
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
表:絹100% 縫製:手縫い
居敷あてあり
身丈(背より) | 150cm (適応身長155cm~145cm) (3尺9寸6分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32.9cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾34.5cm(9寸1分) 袖丈52.2cm(1尺3寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 5-6月、9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 単衣向きの洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。