商品番号:1549826
(税込)
【商品の状態】
リサクル仕立て上がり品として仕入れましたが
締め跡も見受けられな美品でございます
お目に留まりましたらお値打ちに御召しくださいませ。
【仕入担当 竹中より】
年々織り手さんが減少しており、爪掻本綴だけでも大変希少です。
しかし今回ご紹介するお品は、その中でもなかなかご覧頂いたことのないお品ではないでしょうか。
精巧な織美に満ち溢れる本綴帯のご紹介です。
箱裏描き【輝衣雅人(かいまさと)】とございます
【輝衣雅人】
輝衣雅人(かがい まさと)は、明治44年1月14日生まれの京友禅染め師です。
南野耕月(かごぎこうげつ)に加賀友禅、曲子光峰に京友禅を学びました。
昭和12年(1937年)に京都で独立し、昭和30年(1955年)に日本伝統工芸展で初入選しました。
【お色柄】
この意匠 、色彩量、もう…見ているだけでため息がこぼれます。
少し織に詳しいお方でしたらどれほどの時間と熟練の技術が必要か、
すぐにご判断いただけることでしょう。
重厚にハリのある、上質な綴れ地は、清雅な金糸が高雅に煌めく白金の杢地
思わず息をのむほど繊細な色使いであらわされたのは
扇面紙にちりばめられた草花に囲まれたみやびやかな鼓と
百花の王 牡丹に花模様
≪本物≫は本当に手間暇かかります。
そのため今では大変希少となってまいりました。
爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあてノコギリの歯のように刻んでおきます。
文様を織る際、図案(下絵)を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、
経糸を杼(ひ)ですくい緯糸を越して織り込んでいきます。
そして、ノコギリの歯のように刻んだその爪で、
緯糸を1本1本掻き寄せ、織手の感性により織り込んでいき、
筋立て(すいたて)という櫛で織り固めます。
あくまで品格高く存在感を高めた斬新な構図はまさに通好みの極上の域。
本物志向の通の方に、自信をもっておすすめ致します。
卓抜した創作力は、本当に素晴らしく、何十年もこの道にいらっしゃる
プロの方をもうならせてしまうほどの出来栄えです。
柄付けのしっかりとしたフォーマルはもちろんのこと、
帯を際立たせる無地などにも合わせてくださいませ。
職人技の結晶のような作品です。
必ずやご満足いただける意匠、織の出来栄え、風合い、すべてにおいて極上の極み。
どうぞ上質な和姿に大人の趣味性をお楽しみくださいませ!
絹100%(金銀糸風繊維除く)
長さ約4.29
太鼓柄 前 両腹
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お茶会、結婚式、パーティーなど
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。