商品番号:1548533
【 仕入れ担当 田渕より 】
伝統と革新を織り合わせる西陣・篠屋織物。
その手から生まれた一条の帯には、気配や余白までも織り込まれているかのような、
繊細な美が息づいています。
光の当たる角度によって様々な表情を見せてくれる…
どんなお着物でも、一気に上品かつ華やかにしてくれるでしょう。
着物初心者の方から、上級者の方まで幅広く愛用いただいている老舗の本袋帯。
質感、意匠ともに自信をもってご紹介できるお品でございます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな地風の帯地はやわらかな白磁色。
意匠いは繊細な金糸を交えて流水文が綾なされました。
波は静かに打ち寄せるようなリズムで描かれ、まるで風も音も包み込むような穏やかさ。
文様は抽象と具象の間をたゆたいながら、帯全体に優美な立体感と陰影を与えています。
末代までご愛用いただける本物、至高の織り味。
緻密でしっかりとした打ち込みから生まれる、こしのあるやわらかさ…
それでいてしなやかな手ごたえ…
どれを取っても一流でございます。
【 篠屋織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.4
1738年(元文三年)創業
創業者 初代・木村卯兵衛
西陣織の本質の部分を変えずに
表現方法を時代に合わせて変化させる
「永代不易-えいたいふえき-」の精神で
帯、着物の製織を続けている。
帯の他に御召などのブランド
『篠屋卯兵衛』のシリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No4 篠屋織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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