商品番号:1548109
【 仕入れ担当 中村より 】
憧れの極上布…。
希少な宮古上布の八寸名古屋帯をご紹介いたします。
弊社でもほとんどご紹介のなかった特に希少な八寸帯でございます。
経糸緯糸ともに手績み芋麻を100%用いた、紛れもない逸品。
着尺に関しては年間の生産数が5反を切ったと聞きました。
お探しの方に、自信と責任を持っておすすめいたします。
期間限定のご紹介でございますのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色・柄 】
自然な風合いが感じられる帯地に表された縞模様。
自然な生成りの帯地に浮かぶ、
藍染による縞模様。
シンプルでありながら、お洒落なお品でございます。
伝統の軸を守りつつ、これまでのイメージを一掃する斬新なデザイン。
豊かな風合いと優しいお色は、本当に、飽きることがございません。
【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。
沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。
風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。
「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。
宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。
大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。
手績み芋麻100% 長さ約3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
宮古織物事業協同組合の証紙、沖縄県伝統的工芸品之証がついております。
全通柄
八寸ですので仕上がりが少し柔らかくなるかと存じます。
お手元で質感をご確認くださいませ。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、ランチなど
◆あわせる着物 紗紬、麻きもの、自然布、夏御召、夏大島
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