商品番号:1547940
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
西陣【 あさぎ 】の細密な織による希少な丸帯でございます。
江戸時代に作られたもっとも格式高い礼装用の帯―
今はコストがかかることから織り上げもほんとうにわずかな丸帯。
戦前までは丸帯も沢山あって、お嫁入りの支度には
どなたも丸帯を加えてあったもの。
もともと第一礼装の帯で豪華絢爛でありながら、その値段の高さ、
また織りあがりの重さからだんだん減産されてきたのが丸帯です。
そうして減産されてきた丸帯ではございますが、表裏に柄がつき、
変わり結びにも対応できることから、近年見直されてまいりまして、
お探しの方もまた増えてまりました。
ただ、そうは申しましても織り上げ数は多くはございません。
フォーマルの和姿に本格的な1本を。
おめに留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
さらりとしてしなやかな帯地。
片面は御所解のような絢爛豪華な花鳥図を、もう片面は
風雅な庭園のお柄を細緻に織りあしらいました。
黒留袖、色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地などのお着物とのコーディネートで。
日本の伝統美をご理解頂いている皆様に是非お勧めしたい丸帯です。
また、これまで丸帯をお持ちで無い方に丸帯の魅力に触れていただく
絶好の機会と思っております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ4.4m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:片側のみかがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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