商品番号:1547614
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
ずっと探しておりました…
滅多と出会うことの無い、
次のご紹介はもちろん探すこともままならないほどの希少価値のあるお品。
絞りのおきものといって、一番に名前が挙がる「藤娘きぬたや」。
あえてご説明を申し上げるまでもないことでしょう。
不動の地位を築かれた最高級ブランドが染めなしたのは
今はなき大島の名門、都喜エ門とならび大島紬を藝術品まで高めた
恵大島紬織物による大島紬地でございます。
絞り染としては難易度の高い紬地を用いて尚、
この寸分狂わぬ丁寧な絞り加工…
このような作品に出会えたことに、心から嬉しく思うとともに、
大切に、大切にお届けさせて頂きます。
【 お色柄 】
大島ならではの軽く張りのある地風。
一面に45建ての鹿の子絞りを施し、
お柄には、風雅なムードに包まれる松竹梅や菊に囲まれた御所解模様があらわされました。
一つ一つ丁寧に施されたふっくら優しい絞りの風合は、心おだやかに、
一目でよきものであることがおわかりいただけることでしょう。
いついつまでも褪せることない、丁寧に創作された特選品です。
工芸作品を愛する通のお着物ファンの方々に、
自信を持っておすすめできる素晴らしい一枚です。
末永く大切に、受け継いで行っていただける方に、おすすめいたします。
ここ京都室町より、心を込めて、お届けいたします。
【 藤娘 きぬたやについて 】
1947年(昭和22年)創立
高級呉服、特に高級しぼりの自社製造を行い、
『藤娘』の商標で全国の有名呉服店、百貨店、
及び卸売問屋に販売網を持つ、しぼり製品のトップメーカー。
創作品の中には、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に
永久収蔵されているものもある。
絞り染の他に、名古屋友禅や刺繍による作品も手がける。
疋田絞りの多くは45建が多く、1尺5分(約40cm)の幅に
45粒の絞りが施されるが、きぬたやの45建は47粒が基準。
更に江戸期に存在したという本疋田60建を十数年の
歳月をかけ復元、その技術を持つ絞り職人養成にも成功。
伊藤嘉秋氏は、不可能とされた本疋田70建にも成功した。
きぬたやの本疋田絞りは、通常の本疋田が一粒あたり
8回絹糸で括るところを12回括ることによって
一粒一粒の白場が多く、中心の点が針のように
尖っている。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%
たちきり身丈約170cm 内巾35cm (最長裄丈約66cmまで 最長袖巾肩巾33cmまで)
(総絞りのお着物の為、湯のしをされると伸びます)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、観劇、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
[ 単 ]
解地入れ6,050円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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