商品番号:1545849
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
このような出逢いこそが、お仕立て上がりの醍醐味。
弊社でも滅多とご紹介の無い、黄八丈の源流ともいえる、
あの名家の作品ではないでしょうか…
仕入れをしていて本当に驚き感動し、
織物ファンの方へとお届けしたく、この度ご紹介させて頂きます。
残念ながら、証紙類が付属しておりませんが、
樺からなる綾織の組織は黄八丈かと存じ上げます。
一瞬で心捉える、美しい彩り…
まずはじっくりとご覧くださいませ。
【 お色柄 】
匠の技が綾なす、本物の逸品黄八丈。
色彩は絹の光沢美しい黄色。
市松の地紋を込めて縞を織りなし、シンプルながら味わい深い仕上がりに。
手にとるだけで…
草木を煎じ、一糸一糸丁寧に心をこめて創作されたことが、
じわりじわりと伝わってくるような作品でございます。
終生、親子三代で着られるお着物をお探しの方にお届けさせていただきます。
シンプルだからこそ、お色や地風、お着物に注がれた職人の技が
ダイレクトに伝わるひと品でございます。
手にした瞬間にこのお品への情熱と想いが駆け巡るほどの感動を覚えます。
これを御召いただけるお方の、そっとたとう紙を開けた瞬間の笑顔を思いながら…
大切に、ここ室町よりお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:辛子色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
身丈(背より) | 156cm (適応身長161cm~151cm) (4尺1寸2分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お出かけ、音楽鑑賞、観劇、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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