商品番号:1509283
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
和姿に和らぎ与える、穏やかな草木の彩り…
通から絶大なる支持を集める、都城大島。
「薩摩絣」や「草木染大島紬」などで知られる
老舗である東郷織物より特選品を仕入れて参りました。
民芸的にも都会的にも装える抜群のセンスを感じさせる色彩感覚。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
大島ならではのハリのある紬地。
ほんのりと穏やかなクリーム色にベージュを基調として、
絣模様を込めた段模様を一面に織りなしました。
鹿児島や奄美といった大島の産地に負けず劣らず、織物の通に根強い人気のある都城の東郷織物。
流行にもご年齢にも左右されることのないお品でございますので、
母から娘へと受け継がれるぬくもりのふだん着として、
末長くご愛用くださる、織物の通の方にお届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 東郷織物について 】
東郷織物は、都城に残る唯一の薩摩絣の織元。
昭和22年に、東郷治秋・永江明夫のふたりによって創業されました。
永江明夫は、奄美で初めて大島紬の撚糸工場を開いた永江諒彦を父に持ちます。
父の叔父に当たる永江伊栄温は、絣の締機工法を開発し、
大島紬の製造工程を一新した人物です。
伊栄温は後に東郷家に入ったが、
孫の東郷治秋は大島紬に堅牢度と色調に深みを与える工夫を考案。
永江伊栄温、諒彦、東郷治秋の3人は大島紬に多大な貢献をした人物として有名で。
代々奄美で織り続けてきたが戦争を機に宮崎県都城市に疎開、今日に至ります。
永江明夫プロフィール
1915年 奄美大島生まれ
1979年 現代の名工に選ばれる
1985年 都城市、市民文化賞授賞
1997年 宮崎県、県文化賞授賞
1998年 黄綬褒章授賞
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:砥粉色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 164.5cm (適応身長169.5cm~159.5cm) (4尺3寸4分) |
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裄丈 | 69.5cm(1尺8寸3分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 53cm(1尺4寸0分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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